ロケット型ランプができるまで その1
みなさん、こんにちは。今日は2020年7月21日。
Topの画像の照明は、私が2017年に制作したロケット型ランプの『The GAZE』という作品です。
外装の木枠はウォルナットの木をレーザーカットしてパーツを組み合わせて構成されており、シェードの部分はPET樹脂の板を真空成型器にかけて作っています。
実のところ、これはまだ試作品止まりで、製品として世に出していないものになります。
『The GAZE』がどのような経緯で生まれたのか、どのように作られたのか、どうしてまだ世に出せていないのか、というプロジェクトのストーリーをこれから『ロケット型ランプができるまで』シリーズで始めていきます。
そもそも、なぜこのプロジェクトがうまれたかというと、私がロケットが好きであるということからロケットをモチーフとした形になったのは、以前投稿したnoteを見ていただくとわかる通りなのですが、作品(商品)としてつくるには大きな目的があってのことでした。
私は適応障害になってから、改めて自分を見つめ直した際に、『自分年表』というものを作成しました。
自分年表を作っていく中で、『私は今後、何をして生きていきたいか』を考え、最終的に出てきた答えは、
『楽しかった、と心に残る体験をつくる手伝いをしたい』
という一文でした。
また同時に、『その体験が、学べる体験だったら、体験した人の自信に繋がったり、将来に繋がったりするのかも』、ということも一緒に考えていました。
私は幼少から勉強が好きだった(よくできるかは別…)ので、自分が今までで学んできたことや体験してきたことを通して、新しい勉強が楽しくなるようなツールの開発をしていこうと考え、独立をすることにしました。
そのような想いがあったのですが、私はその当時、教育の現場に立ったこともない、本当に素人でした。
ですが、想いとロケットを題材にした構想はすでにあったので、それをベースに、当時急成長を始めていたクラウドファンディングに挑戦し開発資金を稼ぐことを考えました。
ものづくり出身の私は、クラウドファンディングには返礼品が重要であると考えていたので、何かテーマに沿った返礼品ができないか、と考え開発を進めたのが、このロケット型ランプ『The GAZE』だったのです。
構想から1年以上かかり、このThe GAZEは形になっていきます。
少々長くなってしまいましたが、この開発プロジェクトの始まった経緯は、楽しく心に残るような勉強ツールの開発をしたい、という思いが核にあって始まったことがみなさんにお伝えしたところで、今回のnoteは終わろうと思います。
次は外観のデザインが作られる様子についてお話しようと思います。
その1は終わり。
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