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自分を操る超集中力(中)

今回はメンタリストDaiGoさんの著書「自分を操る超集中力」を読んで参考になったことをご紹介します。
ボリュームある内容でしたので、3回に分けてご紹介します。
前回の内容ご覧いただいた方が分かりやすいと思いますので、宜しければ下記よりご確認ください。

では前回の続きをご紹介します。

■モノを減らすほど、自己コントロール力が増す
スマホなど注意をそらすものを断捨離した環境を整えることで集中力が増し、自己コントロールは可能になる。
部屋や机をきれいな状態を保っておくことで、集中力を起動するスイッチとなる。
因みに、立っている時は、座っているときに比べて認知力や集中力、判断力も大きく上昇することが研究で明らかになっている。

■夢中(フロー状態)を最大化する
フロー状態とは、「自分自身の心理的エネルギーが100%今取り組んでいる対象へと注がれている状態」つまり夢中状態。
フロー状態を実現するための主な条件。
・ちょうど良い難易度のものに取り組んでいる。
・取り組んでいる対象へのコントロール感覚がある。
・直感的なフィードバックがある。
・集中を妨げる要素がシャットアウトされている。

■喜怒哀楽が集中力をさらに高める鍵になる
・「怒り」は行動力や問題解決力を高めてくれる。
怒りは目標指向行動を強く促す。
※目標指向行動→目的や目標を持って行う行動のこと
目標指向が具体的であればあるほど、行動が積極的になっていく。
「悔しいからがんばる」「見返すために努力する」といった怒りのエネルギーを前向きに活用することで目標達成や問題解決の原動力となる。
※怒りの感情ピークは短いのでメモなどを使い、解決方法などすぐに書き出しておくことが重要。

・「哀しみ」は冷静な意思決定を促す。
意外かもしれないが、人は悲しんでいるときほど、冷静な意思決定が出来ることが研究によって証明されている。
哀しみが人を注意深くし、細部に関心を持たせ、焦点を合わせやすくすると指摘している。
冷静かつ公平な意思決定ができるというのが、哀しみの感情の効果である。
※しかしながら悲しみの最中では行動力は落ちてしまう。哀しみの感情を有効活用するためには、投資に関する判断やビジネスでの新しい取り組みなどを、最近の自分の意思決定を見直す機械にしていくと良い
。静かな環境でのデスクワークに時間を割くと、哀しみの感情をベースに深い集中力を得られる。

・「喜び」「楽しさ」は創造力を高め、意思決定を早くする。
喜びの感情は人をクリエイティブにし、目の前の出来事に対する意思決定を早くさせる効果をもっている。喜びの勢いを活用しフロー状態に近い高い集中力に繋げることができる。
※逆に気分が乗っているとき、喜びを感じているときにやってはいけないことがある。それは人の話をよく効くこと。特にセールスは注意。
喜びを感じているときは、哀しみを感じているときとは反対に冷静な判断ができず、前へ前へと進んでしまいがち、これは何か別のことが上手くいっているときは、「全部うまくいく」と感じてしまう。

■ウィルパワーを節約するには「習慣化」が強力
ウィルパワーをなるべく消費せずに判断や決断が出来る「仕組み」を作ることが重要。
集中を習慣化することで、本来高い集中力を発揮しなければできなかった作業も、ウィルパワーを最小限に抑えて処理できるようになる。

■即時判断がウィルパワーの浪費を防ぐ
意思決定を減らせば減らすほどウィルパワーの消費を抑えることができる。
脳は行動することによって疲れるのではなく、小さな意思決定の連続によって疲弊していく。
やるべきことがあるならば、雑事こそ即時判断することが重要。
仕組み化とは、意思決定するべき課題を即座に処理してしまうことである。


■片付ける習慣によって、集中力が持続する部屋になる
気を散らすモノを視界から離れた場所に置くことで、意識の外に追い出せる。
集中するために「他のことをしない」ことが集中力をあげる。
モノが近くにある、目に入る場所にあるというだけで、それが集中力を奪う罠になると知ること。
何が自分の集中力を奪ってるいるのかを理解すれば、回避する方法を選べるようになる。余計なことで悩まないように仕組みを考えてみよう。

■運動と集中の関係
専門家による研究によって、20分の軽い運動をした後の3~4時間は認知力、集中力や考察力が高まることが証明されている。
運動には脳そのものを強化し、疲れにくくする働きもある。
「ひと汗かいて気持ちがいい」というのは気のせいではなく、運動には人の感情をポジティブにする働きがある。
慢性的なストレスの影響を長期的に緩和し、血糖値が安定することで精神も安定する。
適度の運動を習慣化することで、集中力の持続に繋がる。
運動は脳のリセットボタンであり、脳が鍛えられ、おまけに疲れにくい体質に変わる。

いかがでしたでしょうか?
特に、環境の強制力を活用して集中状態へ戻る工夫は効果的だなと実体験をもって感じます。
ではまた後半でお会いしましょう!


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