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やり抜く人の9つの習慣

今回は「やり抜く人の9つの習慣」を読んで、学びになったことをご紹介します。分かりやすい内容ですぐに実践できる内容となっております。
では早速本題に入ります。

■はじめに
仕事や私生活で成功している人たちには共通している行動パターンがある。
「才能が成功を導いた」訳ではなく、「ある種の思考や行動によって、自らを成功に導いている」という事実。

■目標に具体性を与える。

例えば、「やせたい」と思うのであれば、目標は「やせる」ではなく、「5キロやせる」にするべき。後者の方が目標として好ましい理由は、「求める成功の姿」をより具体的にイメージすることが出来るため。
具体的な目標を決めたら、そのために必要な行動は何かを具体的にすることも大切。具体的かつ詳細に、自分が達成したいことを考え抜くことで、ステップとして「やるべきこと」が見えてくる。
これまでの数千もの心理学の研究からわかっている事実は、「目標を達成させるためには、目標が具体的になっていなければらならい」ということ。

■メンタル・コントラストで成功確率を上げる。
「目標に具体性を持たせる」というのが、第一に大事なこと。
次に大事なのが「目標達成のために何をすべきか」と「目標達成への障害になるものは何か」を明確にすること。
「私にとって成功とは何か」「成功への障害は何か」この二つを心のなかで考えることを、メンタルコントラストという。
メンタルコントラストは、目標掴むための強い心構えを持つために、とても有効な方法で、このテクニックの具体的な方法は以下の二つ。
①目標を達成し、成功したときの「感情」をしっかり味わう。
②心のなかで、そのときに起きていることをしっかり「イメージ」する。

さらに落差「コントラスト」を考えてみる。
例えば、デッサンの技術をあげることを目標に、デッサンコンテストに応募して、グランプリを取ったことを想像し、感情を味わう。
ここでコントラストを考えてみると、「同じように考えている人は他にもいるかも」という想定に繋がります。そうであれば過去の入選作品と比較し、自分の作品と違う部分を抽出してみようと見直すきっかけが作れます。
※良い例えが浮かばなかった…。

つまり成功した姿を想像することは楽しいことだが、それだけでは足りないということ。メンタル・コントラストの実践によって、「今の自分に足りないものは何か」そして「何をすべきか」をはっきりと自覚することができ、目標を現実にするこができる。
成功を望むなら、成功をイメージすると同時に、そこまでの障害もイメージすること。
そして、「成功した自分」と「今の自分」を比較しコントラストを考えること。

■目標達成の為の行動計画を作る
成功をつかむ為には、日々着実に行動を実行する必要がある。そのためには、「いつ何をやるか」をあらかじめ予定に入れておくべき。
例えば、「毎日必ず10分間デッサンの練習をする」というように。
日々の計画が具体的な行動レベルまで明確になってると、その行動をする可能性が300%も高まることが、心理学の研究で明らかになっている。
何をするべきか明確であれば、脳は行動する機会を逃すことなく、行動に移すことができる。

■if-thenプランニング
目標達成への行動を邪魔したり、集中力を妨げたりに対処するための方法が「if-thenプランニング」
こうなったらこうするというどんな目標を達成するうえでも役に立つ、協力なルール。
事前に行動をするかを具体的に決めておくことで、実行される確率が高まる。ただ決めるのではなく「いつ」「何を」やるかまできめておく。
if-thenプランニングの基本形はとてもシンプル
①(if)もし〇〇だったら、②(then)××をする。
(例)もし、午前中にnoteを書き終えられなかったら、午後最初の仕事はnoteの続きを書き上げる。
if-thenプランニングが絶大な効果がある理由は、「〇〇なら××」という文章を記憶しやすいのと、無意識的に習慣化することが出来るため。

■目標までの距離を意識する
目標に向けて、ただ我武者羅に努力するのではなく、日々どれだけ進歩したかを確認する。フィードバックを行うことで目標との距離が認識できるようになる。

■現実的楽観主義者になる
目標に向かって努力をするとき、ポジティブに考えることは大切。
「私には目標を達成する力がある」「私は成功する能力を持っている」と信じることでモチベーションを維持することができる。
その反面「望むことは簡単に出来る」「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗する確率が高まるという研究データもある。
つまり「非現実的楽観主義者」では目標を達成できないということ。
ポジティブに考えるを正確に直すと、楽観的に自分の能力に自信をもつこと。目標達成にむけて能力をあげる努力を維持することが目標達成には必要不可欠な行動である。
まずは、目の前にある障害から逃げずに向き合い、その障害がどの程度のものか検討しましょう。

■成功することの困難を意識する
目標を達成できると考えることは大切なことだが、「簡単に達成できる」と考えてはいけない。
成功の困難を理解している人は、最善の努力をしなくてはならないと考えているので、より大きな形で成功をつかむことができる。
「非現実的楽観主義者」は成功への道に転がる困難を考えにいれることができない。そのため深く考えずに危ない賭けに出てしまう。
「不安に思って障害を探すこと」は研究でも証明されている通り、成功への大切なステップ。

■成長することに集中し、能力は伸ばすことができる
「自分には成功するための力がある」と信じることと同じくらい大切なこと、それは「今はできなくても、できるようになる」と信じること。
今の自分ができる範囲で目標をたて、その目標が未知の力を引き出してくれる。

■新しいことに挑戦する「心の持ち方」
目標設定は「今何が出来るのか」ではなく、「これから何ができるようになりたいか」を考える。目標は自分の実力を証明するためではなく、自分を向上させるためにある。新たなことに自信と活力をもって、挑戦できるようになるためには、「失敗しても良い」と開き直ることである。

■「証明ゴール」と「成長ゴール」
証明ゴールとは、「自分にはそれをする能力がある」「私はやり方を知っている」ということを証明するための目標。問題点は、まったく未知の課題や難しい課題に取り組むときは逆効果になる可能性がある。能力を阻害する原因は不安感であることに注意が必要。
成長ゴールとは、「今までできなかったことをできるようにする」ということを目標にしている。証明ゴールとは違い、失敗そのものが学びになると考えれば、モチベーションを維持することが出来る。
つまり「成長ゴール」は失敗の落胆から守ってくれる。
また、成長することにフォーカスすると「仕事の意味」が変わってくる。
自分が成長している実感があるとき、仕事を心から楽しみ、楽しみを感じることができます。成長を実感できる充実感は「完璧」を目指す緊張感とは、まったく別のもの。

■興味を持つことが活力を高めてくれる
どんな仕事であっても、困難や混乱、思いがけないトラブルはつきもの。
そんなときにやる気を奮い立たせてくれるのは「興味を持って、仕事を楽しむ姿勢」と「自分の仕事には価値があるという信念」
「機嫌の良し悪し」より「興味の有無」の方が圧倒的に活力を高める。
興味をもち、価値があると信じることが大切。

■筋肉を鍛えるように意識力を鍛える
意志力は筋肉と似ている。筋肉を使わないと衰えるように、意志力も使わないと段々と弱まっていく。
その逆に、定期的に正しい方法で使えば少しずつ強くすることができる。
その方法例として、気のすすまないことをして、意志力を鍛える。
意志力を強くする為には、これまでにやったことのない気の進まないことを自らの意思でやってみるという方法がある。
・背すじを伸ばす
・毎日腹筋をする
など何でもよく、大切なのは取り組む価値があると信じて続ける。

■消費した意志力を回復させる方法
「意志力が強い人」を想像するだけで意志力を高めたり、回復さえせることが可能。

■「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
“上手な計画”のポイントは、マイナスになる行動や状況を避けるだけではなく、それらを建設的で効率的な行動に置き換えること。
たいていの場合、「やめるべきこと」ばかり考えてしまい、反対の「やるべきこと」「やりたいこと」を具体的に考える時間が短すぎる。

ある思考をしないように努力すると、逆に頭の中はそのことだけでいっぱいになるというのは、心理学の研究でも明らかになっている。

■目標をどう表現するかで結果は変わってくる
目標を見つけると同じくらい、それを「どう表現するか」が重要である。
成功とは、「正しい戦略」「正しい行動」によってつかむもの。
決して生まれつきのDNAで決まるわけではない。
1 明確な目標をもっている。
2 if-thenプランの形で「いついつになったらやる」と計画している
3 現状と目標までの距離に目を向けて「目標に近づくために何をすべきか」に焦点をあて、モチベーションの維持をしている。
4 成功できると信じている。同時に成功は簡単に手に入らないと考えて、努力を怠らない。
5 最初から完璧を目指さない。失敗をおそれることなかく、進歩することを考えている。
6 どんな能力でも努力で身に付けることができると信じている。どんな困難でも「やり抜く力」を持っている。
7 意志力も鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使いすぎれば消耗することを知っている。
8 誘惑を出来るだけ近づけないようにしている。意志力で誘惑に打ち勝とうとしない。
9 「やらないこと」ではなく「やること」に焦点を置く。

いかがでしたでしょうか?
かなりボリュームのある本で、とても実践的な内容が豊富に掲載されております。目標を明確にし、そして具体的に着実に前に進めるため勉強になりました。

今回もこちらの本はしるし本としてお譲り致します。
※折り目やマーカーが引いてありますので、予めご了承ください。

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