【書評】出口治明・駒崎弘樹『世界一子どもを育てやすい国にしよう』
読み終えた後に奥付を確認して驚きました。2016年に著された書籍だということに。ここに書かれた内容、提起されている問題はまだ解決されているとは言えず、むしろ遅々として進まず先送りにされている印象さえある。この6年間、日本は、政府は、企業は、国民(自分を含め)は何をしてきたのか。
子育てで取り上げらる課題のひとつと言えば「待機児童問題」が思い浮かぶかと思います。長年言われ続けているにも関わらず「待機児童ゼロ」とはほとんど耳にしない。実際には「待機児童ゼロ」と発表している自治体