マリア&漣シリーズ最新作 現代に吸血鬼が!?
うわー、そう来るか!と驚かされる1冊。というかマリア&漣シリーズは毎回そう。
今回は現代設定で吸血鬼が登場してきて、いるわけないのに状況設定からいるとしか思えなくなってしまう。摩訶不思議な殺人、脱走した殺人鬼、緊迫感ある展開で最後の最後まで好奇心が鷲掴みされました。一体何が起きてるのか予測不能な圧巻のミステリでした。
犯人の背景が切なくてやるせないのが、また良い。世界は異物に対して厳しいかもしれないが、近くにいた頼りになる人を見逃してはいけない。
ファンタジーみたいな状況を科学アプローチで真相に辿り着くのが好きだな。種明かしまでの流れがじっくりな分、読み終えた後の満足度が違いますね。
頭を使って、読みましたが犯人は当てられそうになかったです笑