最初に(2024/05/13)
この本では草月流華道の基礎を知り、日々の生活に「おはな」があるうるおいを知っていただきたくて書き始めました。
私の華道教室のなかでこんなエピソードがあります。
「もうとまらないからやだ〜」という一コマです。教室には草月流師範(先生)である私と受講生が2名いました。そのうちの1名は経験者、もう1人が冒頭の発言をしました。全くの初心者で、うまくいかないことにいらだったのだろうと思います。
このとき試してもらったのは、筒状の花瓶に花をさすものでした。華道で使う花や葉、枝ものを