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仕事旅行は、スキルを学ぶ場ではない。本来の自分を知る旅だ。

2月24日(月)に、ワールドビジネスサテライトで仕事旅行が紹介されました。

ただ、僕の喋りが拙いために、改めてここで伝えたいことを書き残します。

「このままでいいのか?」

仕事をしていると、ふとそんな気持ちになることはないでしょうか。

仕事には慣れた。日々の業務もこなせている。でも、なんとなくモヤモヤする。このまま今の仕事を続けるのが正解なのか、それとも違う道があるのか、よくわからない。

そんな時にこそ、「仕事旅行」 のような社外の職業体験が役に立ちます。

誤解されやすいのですが、仕事旅行は 「スキルを学ぶ場」ではない ということ。

仕事旅行は、ただ異業種のスキルを身につけるための短期研修ではありません。むしろ、スキルではなく「自分を知るための旅」 なのです。


スキルではなく、「自分自身」を知る時間

仕事旅行の話をすると、よく「そんな短期間で何が学べるの?」と聞かれます。

たしかに、基本的に1日の体験では、新しい仕事のスキルを習得するには短すぎるかもしれません。でも、仕事旅行で得られるものは、スキルではなく 「自分の価値観」や「仕事に対する見方の変化」 です。

普段の仕事とは違う環境に飛び込むことで、自分の当たり前が揺さぶられる。その結果、

  • 「自分にとって仕事って何だろう?」

  • 「今の働き方は本当に自分に合っているのか?」

  • 「他のフィールドで自分の強みを活かせる場所はないか?」

といった問いが自然と浮かんできます。

仕事旅行は、このように「自分を俯瞰する」ための時間。だからこそ、本来の自分を知り、これからのキャリアを考えるきっかけ になるのです。


短期間だからこそ、多くの価値観に触れられる

仕事旅行の大きな魅力のひとつは、短期間だからこそ、さまざまな職場を体験できること です。

一つの仕事に長期間どっぷり浸かるのではなく、さまざまな業界や働き方を短期間で体験することで、多様な価値観に触れることができます。

いろいろな環境に飛び込むことで、「自分にとって大切なもの」「何を軸にして働きたいのか」 が明確になっていく。

たとえば、

  • スタートアップ企業で働く情熱的な人々に触れて、「自分も挑戦したい」と思うかもしれない。

  • 職人の世界に触れて、「手を動かして何かを作る仕事が好きだ」と気づくかもしれない。

  • 地方の農家を訪れ、「都市の仕事だけが選択肢ではない」と視野が広がるかもしれない。

短期間だからこそ、多様な働き方に触れ、その中で本来の自分がよく見えてくる。


仕事旅行がもたらす変化

仕事旅行を体験した人が、その後どう変わるのか?
現在の仕事の魅力を再発見する
「転職しようと思っていたけど、逆に今の仕事にやりがいを見つけた」というケースは多い。違う環境を経験することで、今の職場の良さに気づき、改めて仕事に向き合うきっかけになる。

リスキリングの触媒になる
「自分には何が足りないのか?」「どんなスキルが必要なのか?」が明確になるからこそ、次に学ぶべきことが見えてくる。

自律型人材の育成につながる
他者に決められた道を進むのではなく、自分で「どんな働き方をしたいのか?」を考え、選び取る力が育まれる。

仕事への主体性が向上する
固定観念が崩れることで、今の仕事に対する向き合い方が変わる。受け身ではなく、「自分がどう働きたいか」を意識できるようになる。

個人の幸せを叶えるツールになる
「この仕事で本当にいいのか?」そんな漠然とした不安を抱えているなら、仕事旅行は人生の選択肢を広げるきっかけになる。

働くコンパス(道標)になる
仕事旅行を通じて得られるのは、「自分が進むべき道」。
キャリアの選択肢が明確になり、自分の道を迷わず邁進できるようになる。

「何かを学ばなきゃ」ではなく、「自分を知ること」から始める。

そのきっかけとして、仕事旅行は大きな力を発揮します。

もし今、少しでもモヤモヤしているなら、一度まったく違う世界を見てみませんか?

仕事旅行が、あなたの「働くコンパス」になるかもしれません。


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たなか つばさ@仕事旅行社
ふつうの人が、仕事にワクワクできる世界を目指してます。そのために役に立ちそうな情報をつらつらと発信して行きます。もしよかったら応援ください。