文章を書く仕事を辞めて初めて、思うがままの文章を書けるようになった
子どものころから文章を書くのが好きで、作文や読書感想文が得意でした。
大人になってそれを活かせる仕事に就いたつもりでしたが、仕事としては向いていなかったのか、そもそもそこまで好きではなかったのか、最終的にはうまくいかなかったと感じています。
ですが、自分なりにがんばってきたことは確かです。文章を書く仕事のなかで出会った人や、興味を持ったこと、心惹かれたものすべてを忘れないようにしたいと思っています。
経歴や報酬よりも、そのような財産を得られたことを「良し」としています。
好きなことを仕事にしているはずなのに、というか、好きなことだからこそ無意識のうちに根を詰めてしまって消耗していたのかもしれません。
全く違う仕事を目指すようになって、久しぶりに、自分が思うがままの文章を書けるようになりました。
自分自身に「おかえりなさい」と言いたい気分です。