来年こそ

こんにちは!TSUBAKI Projectクルーのまゆです!

ここのところ雨が続いてて何となく気持ちが乗らない日々が続いております...

7月はやっぱり晴れてる方が好きだなあ。

梅雨明けとコロナの終息を祈るばかりです。


さて今回のテーマは「最近気になること」についてですが、2年前にネパールに行って以来ずっと気になっている孤児院の子たちのことを書きます。

面倒見のいいお兄ちゃんとお姉ちゃん

孤児院や養護施設に行くのは、後にも先にもネパールが初めてでした。

最初は何となく、孤児院に住んでいる子たちは繊細でナイーブなイメージを持っていたので、気をつけて接していかないと、と考えていました。

しかし孤児院に到着するや否や、そのイメージは一気に崩れ去り、

小学生くらいの子たちが一気に私のもとへ詰めかけて、


新入りだあーーー!!” 

”リュックでかくね??見せろ見せろぉ!!!”


というような感じで、子供たちの熱気に圧倒されて迎え入れられたことを覚えています。

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↑子供たちとボランティアの子と圧倒される日本人の図


それで、もっと驚いたのは

小学生くらいの子たちをしっかり統率するお兄ちゃんお姉ちゃんがいて、

下の子たちは、私の話は聞かなくても、お兄ちゃんお姉ちゃんの言うことにはちゃんと従うのです。

年功序列、と言ったら堅い言い方になりますが、下の世代の子たちは上の子たちの背中を見て、お互い支え合って暮らしていました。


私は当初、下の子たちとなかなか馴染めなくて、手すら繋いでもらえなくて落ち込んでた時、上のお兄ちゃんお姉ちゃんたちが

「代わりにつないであげよっか?」

なんて言ってくれて、かなり励まされました。

画像2

↑黄色い服の男の子が代わりに手繋いでくれた例のお兄ちゃん。イケメンすぎて一回会ったらみんな惚れると思う


家族の代わり

月曜から土曜は学校があるので、毎朝下の子たちを学校まで送るのが習慣でした。

ある日の朝、いつものように学校まで送っていった時に

歩いている時はそんな素振りを見せなかったのに

学校に着いた瞬間大泣きしてしまう1人の女の子(以下Jちゃんとします)がいました。

今日は学校に行きたくない、と。

学校の先生は優しくて、「多分普段ちょっと我慢してたところもあるはずだから、今日はたくさんかまってあげてね」と学校を休ませてくれました。


画像3

↑左下の髪の短い女の子がJちゃん。右の男の子は施設最年少の男の子。


私はなぜ彼女が泣いてしまったのか、一個心当たりがあって、

当時私は髪が長かったのとインナーカラーをしていたからか

Jちゃんをはじめ、子どもたちが興味を持ってくれて、髪を彼女たちに結ってもらっていました。

だけど彼女たちが私を「come,come」「sit」とか言うもんだから

半ば私がオモチャ、と言うか犬みたいな扱いをされているのでは...と心配した他のボランティアの子に

「ちゃんとpleaseを付けろって教えたほうがいいよ」と言われ、

彼女たちのためにもなるかと思い、次から言葉遣いについて少ししつこく教えるようになりました。

それで、Jちゃんにも心を鬼にして少し厳し目に接していたのですが、

Jちゃんにとってはそれが冷たくあしらわれているように思ったのかなと。。。


Jちゃんにとっては施設にいるみんなが家族の代わり。

でもやっぱりまだお父さん、お母さんに甘えたい年頃。

申し訳ないことしたなあと思い、学校から帰ってきた後、Jちゃんを少し休ませて、

そのあとは一緒にテレビをゆっくり見たり、なるべく彼女のそばにいてあげるようにしました。

よくよく考えたらJちゃんが一番人懐っこくて、甘えん坊な子だったと思います。

厳しさと優しさのバランスをうまく保つ事の大切さを彼女から教わりました。


来年こそは

今年の夏休みは、施設の子たちの様子を見に行こうとネパールに行く気満々だったのですが、新型コロナウイルス の影響を受け、断念せざるを得ない状況となりました。

医療設備が乏しく、衛生状況も決して良いとは言えないネパールでは、感染が容易に拡大しやすい環境にあると言われています。

まさか会えなくなるなんて思いもしていなかったなあ...


上の子たちの中には、高校卒業に伴い施設を離れなければならない子もいて

その前にできれば会いに行きたいです。

それに下の子たちも多分見違えるくらい成長していると思うので、今は会えなくてもどかしいですが、

施設の子たちが無事でいてくれることを、一番に願うばかりです。


最後まで読んでくださってありがとうございました!


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#ネパール #国際協力






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