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安心できる場所はここ(自分の内側)にある(1)

椿えりです

金曜日の仕事を終えて、自宅でササッと準備してから
義母宅にお泊まりに来ています

タイトルに利用した猫ちゃんは
今この記事を書いている私の腕の中で
眠っているさいちゅうです

義母宅の納屋の中で野良のお母さんから生まれた
6匹の猫ちゃんたちの一匹です

義母が納屋で隠れているこの子達を見つけて
餌付けを始めたんですね
当初は隠れて出てこなかった
手のひらに乗るくらい小さかった子たちが
今は全員その2倍位に大きくなって
義母の家のリビングで過ごしています

時折訪れる私達には怖がって逃げていたのに
今はこうやって私の膝の上で
口をポカーンと開けて熟睡できるくらい
懐いてくれました

この子達は今去勢と避妊手術を控えています
本当は全部家族にしたいけれど
義母一人では無理なので
まずは人間に慣れてもらって
トイレトレーニングもして
マイクロチップも入れてもらうところまで済ませたら
ローカルのシェルターに預けて
それぞれ新しい家族に出会えるというゴールで
過ごしています

80歳になる義母は昨年末足の手術をしたので
まだまだリハビリの日々ですが
一人暮らしを頑なに続けているので
夫と交代で様子見と家事手伝いしています

お泊りでのお世話に関しては
夫はどうも義母とすぐ喧嘩になるし
義母が何を話してもネガティブなことばかり言うから
長い時間は一緒にいたくないそうなので
私がお泊り担当買って出ています

経験された方は画面の向こうで「うんうん」と
首を縦に振りながら
夫の気持ちに寄り添ってくださる方も多いかもしれません

実の親だからこそぶつかりあってしまう
イライラしてしまう
わがままを言いたくなる
本当はいつまでも甘えていたい存在なのに
弱くなっていく姿を見るのが
心のどこかで怖い・寂しい・悲しい
と思ってしまう拒絶反応から
そういう「会いたくない・一緒に過ごせない」
という感情を引き起こしてしまうんじゃないかなって

私は思います

私はその分義母との心の距離や遠慮がまだあるおかげで
そういう義母の態度や言葉の使い方にも
気持ちに余裕を持って接することができることと
ほぼ四半世紀義母と義娘という関係で築いてきた時間で
義理の母娘という心の垣根はゆっくり外せて
お互いリラックスして付き合える関係になれているので
私は逆に義母の家ではぐっすり眠れたり
一人の時間をたっぷり使えて勉強したり
セッションの準備ができたりするので
意外にWinWinのバランスなんですね

職場の同僚や友人からは
仕事終わりに私が週末は義母宅と知ると
眉を八の字にして
「Im sorry!」と言ってくれますが
私は本当義母と過ごせて「ありがとう」
なんですよね

もう一つ大きな理由があって
実の母の遺言でもあるんですね

私の母はコロナ禍が始まって初期の頃
世界中がほぼ同時期に混乱と困惑に陥った頃に
突然亡くなりました

亡くなる2ヶ月前に手術をしましたが
それまでは誰よりも元気いっぱいな母でしたので
坂道を転がるように弱っていく母を
近くに住む家族の手伝いをするチャンスもないままで
突然のお別れになってしまいました

亡くなった当時は国際線も減便なうえに
海外からの入国者は公共交通機関が利用できなかったので
地方の実家に帰るためには
成田空港からレンタカーを自分で運転して
という選択しかありませんでした
西日本半分の距離を運転したことがないし
国際線のあと疲れた頭での運転に自信がなかったので
これでは葬儀に間に合わないと思い
最期のお別れを諦めた経緯があります

今思えば、ですけれど
葬儀に間に合わなかったとしても
あのときすぐにどうにかしてでも帰国していたら
家族とともに悲しみを共有して
幾分か心の整理もつけられたのかもしれないな、なんて
今となっては、ですけれども考えてしまいます

話はもどりますが

母が亡くなる半年前に届いた手紙の最後に
「お義母さんを大切にしなさいね」
と書かれていたんですね

母からの手紙にはいつも
「お義母さんを大切にね 感謝してね」
という言葉は必ず添えられていたのですが
この母からの最期になった手紙には
いつも以上に長い文章で
その気持が綴られていました

その手紙はフォトフレームに入れて
いつも目の届く場所に飾っています

そんなこともあって
義母との時間は私の中では
義母と母に感謝する時間なんですね

娘にはそれは伝えました
夫には言ってもうまく伝えられないから
話したことはないですけれど
義母にも話していないなぁそういえば

あとはそうですね
↓の記事の中でも触れましたが

もし今日が自分の人生最後の日だとしたら

と思いながら過ごしているというのは
とても大きいなぁと思います

結婚当初は実は2年間義母と同居していたのですが
あの頃は感謝とかの感情とは真逆の
義母と嫁バッチバチ(苦笑)
険悪な関係でしたからね

今をあのときの感情で過ごしていたら
義母と今生でのお別れが来たとき
私は「死んでも死にきれない」くらい
後悔するんだろうなぁってわかります

昨夜は「母と娘」をテーマにしたオンライン講座に
出席したんですね

その時もこんなことをつらつらと思いながら
とても深い学びの時間を過ごしました

長くなりましたので、続きます


☆あなたがあなたらしく 笑顔で過ごせますように☆

ポカーンとできるくらいリラックスできる場所あるっていいですね♪

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