DAY30l人の10倍かかっても最後にゴールできたらよしとしよ。
やっとこの日がきた。
書く習慣1ヶ月チャレンジ最終日。
テーマは「30日間書いてみて、気づいたこと」
1回目のテーマの投稿日、2022年10月10日。
ほぼ1年前。
書く習慣1ヶ月チャレンジじゃなくて1年チャレンジでした。
自分よりあとから始めた人たちにどんどん追い越され、彼らの通り過ぎたあとの突風を顔面に感じながらゴールテープどころか、会場すら撤去されてしまったであろうゴール地点にようやく到達した気分。
書く習慣をちっとも「習慣化」できないまま、それでものろのろと続けながら人様のnoteをのぞく日々。そこには自分では思いもつかぬ「思考」「趣味」「生き様」「価値観」が無数に広がっていて、少しも飽きなかった。
私は「他人の温度を感じる文章」がとても好きだ。
見も知らぬ他人の文章を読んで、勝手に共感を覚えたり、及びもつかない考えに新鮮味を感じたりする。知らない誰かを親しく思ったり、顔も知らない誰かを嫌だなと思わせる文章の力に魅了されている。自分もそんなふうに誰かの心を動かす文章を書きたい、なんておこがましい願いかもしれない。
これを書く前、自分の書いた書く習慣の記事をすべて読み返した。
下手だなぁ。と思った。
小学生の作文みたい。ひねりもないし、鼻息が荒い。
1年もかかって書いているのに、ずっと変わらない。
洒落た言い回しや、賢そうな言い回しもない。
ただ、「これを伝えたかったんだな」ということだけがわかる。
あぁ、もっと上手に書けるようになりたい。読んでくれた人の心のどこかに少しでも残れるような文章を書けるようになりたい。
書く習慣「1ヶ月チャレンジ」なのに1年もかかってしまったのは、今持てるすべてを出し切りたい思いが強すぎたからだと今ならわかる。文章以外においてもそうだけど、下手だからこそ「下手なりの精一杯」を出し切りたい。だから人より時間がかかるし、要領も悪い。妥協点をさぐって「このあたりかなのライン」を決めることが極端に下手。プロじゃないんだから、下手がどんなに自分の手元でごねごねやろうが、たかが知れていることくらいは私にだって想像はつく。ある程度、「今の完璧」と「最低限の妥協点」のすり合わせができないといつまでたっても終わりは来ない。
書く習慣を続けてきて一番の反省は、このすり合わせができていないことだった。書いてみて納得できないと、外の世界に投げることができない。
ただ、ここ最近は少し変わった気がする。
とある大好きな友人に文章を世に出すことについて、
「完全に納得した状態で世に出してる人はそうそういないと思うよ」と言われ「たしかに」と思えたからだった。他にも私の周りにいる超高速でとにかく行動している友人たちも「完璧じゃないけどとりあえず出してみる」と言ってたっけ。
たしかに世に出してみないとわからないことのほうが多い。
「今日の文章は理想に近い!!」と大興奮で投稿してスベったり「今日のはどうかなぁ」と不安でいっぱいで投稿したネタが意外と反応もらえたり。
だからとにかく書き続けよう。
もっと書くことを楽しもう。
そんでもって、もっと世の中に放り投げてみよ、下手くそでも。
ここまで駄文に付き合ってくださった方、1年間本当にありがとうございました。
そしてよければこれからもどうぞよろしくお願いします。
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