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本日は、575頁まで。
こんばんは。
622頁までの本なので、あともう少し。
『死都日本』のお話です。
解説や参考文献まで入れたら、あとまた少し、あるけれど。
なんといっても、ほんの数行の、気取らずいい感じの主人公夫婦に心が救われる。あまりにも圧倒的な自然の力の前に日本の人ほとんど全部が薙ぎ倒されて、事前知識の習得+その時どこにいたか?の運でしか助からない状況なので、どうかなんとか助かって!と祈りながらページをめくってゆくしかない。
物語の中ですら、主人公以外の名もない人たちは、ガンガン死んで数字だけがつみかさなっていく。
それにしても、お話の中で、日本のことをハイテクの国として価値を置いているのに違和感を覚えて奥付けを見ると…なんと。2002年9月に刊行された本ですよ!本当に、すごい。
2001年の9月のあの同時多発的な事件後に、アメリカとの関係や中国、台湾の地政学も含めた視点で日本の災害を描いているうえ、2011年のはるか前に、地震や津波だけではなく、噴火においても原発の収束がむずかしい現状を鋭く指摘し、作中の現行政府が事前に燃料棒を片付けておく描写すらある。驚くべき慧眼…!
きっと知る人ぞ、知る。だったのでしょうね。
この先の物語は、日本の首相がまさに自国のために世界に「バルス!」を発する様子が繰り広げられていく予感。
明日には全部読めるかな。
現状の日本は、原発に依存する方向に重心が傾いていますよね。
うう。電気は必要だけれど、おっかないです。
どういうリスクを負っているかだけでも、覚悟しておきたいところ。
それこそ、素人考えですが、熱源を利用できるような地熱発電の春がくれば…!上手に脈を見つける方法があったら、本当にいいのに!
地熱の熱源スキャニングって、やっぱり掘らないと、難しいんでしょうね。。。