エッセイ*勇気の源 ヌテラパン
注意:今回恋愛要素はゼロです。
恋愛経験に限りありますので、単なる食いしん坊の人生についてです。
高校生の時分にフランスへ行きました。
2週間ホームステイをして現地の学校と交流したり観光したりというプログラムに参加した。
そこでなぜか自分だけホームステイ先が皆とかなり離れた隣町だった。
徒歩で通学する人が大半の中、バスを乗り継いで通学しなければならず、
結構苦労した。
バスに乗れば現地の学生に「ニーハオ」などとからかわれて怖いし、
そもそも複雑な通学路を覚えるのに疲弊していた。
慣れない生活の中でこの食いしん坊を支えてくれるのは、やはり食事でした。
といっても、家にあるもので勝手に食べていいよというスタイルなので、
難しいことはできない。
常備してある濃い茶色の小さ目の食パンとヌテラ(ヘーゼルナッツ風味のチョコレートスプレッド、カルディなどに売っている)のセットが定番だった。
本当はトーストしたかったが使い方がわからないし、聞いてもわからなかったので、焼くのはあきらめた。
そのままヌテラを塗って食べる。
それにオレンジジュースという組み合わせだ。
こちらも本当はコーヒー派であったがマシンの使い方がさっぱりだったので諦めた結果だ。
甘いチョコクリームのせいで、余計に酸っぱく感じるオレンジジュースでパンを流し込む。
平成JKのフランスサバイバル飯だ。
どんなに辛くても、その時作れるサバイバル飯で戦況を乗り切る。
(大袈裟なことで…)
こんな経験がいくつかあるから、どんな場面でも生き抜ける気がする。
*あとがき
ヌテラって本当においしいんだけど、今買う気は起きないですね。
なんでだろうと思ったけど、あれは2-3年に1回くらい食べたくなるんだけど、それにしてはあまりに1瓶の容量が大きいからかな。
多分今後も買わない気がする(笑)
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