御礼 第106回「読書のすすめの落語のすすめ」
一昨晩の、第106回「読書のすすめの落語のすすめ」に足をお運びいただきました皆様、Zoomでご参加の方も、ありがとうございました。
はじめに、落語会の挨拶ならびに“縦糸の読書”のおすすめ本、「正伝 出光佐三」 奥本康大著
をご紹介をさせていただいて、
長崎は星降るイノシシ村出身のトリーマンによるアコーディオン演奏の前座、
お客様からの質問に師匠方がお答えの「落語なぜなに質問コーナー」、
そして、
三遊亭全楽師匠の一席「狸札」
三遊亭神楽師匠の一席「粗忽の使者」。
全楽師匠が狸か?狸が全楽師匠か?わからなくなるほど、愛嬌のあるとぼけた感じ!
今は作物を荒らす害獣と言われるのでしょうが、昔は狸と人間が同じこの世界に暮らす住人同士だったのでしょう。人間の欲深さを狸がドロンと化けて見せいます。
粗忽とはそそっかしさのことで、主人公のお侍さんのそそっかしさは、ここまでいけば他の人には真似できない孤高の個性!
昔はそれが“面白い人”と可愛がられたり人気者になったり。
いいなぁ、この、他の人と違うから分けて特別視する現代に比べ、分けて排除しないおおらかさでその個性を生かすことに長けていた昔の日本人。
「日本人にかえれ。」
これは、出光興産創業者 出光佐三氏の言葉です。
敗戦の時、従業員に「愚痴をやめよ。世界無比の三千年の歴史を見直せ。そして今から建設にかかれ」と訓示され、多くの企業が人員を整理する中、出光佐三は約1千名の従業員の首を切らなかったという。
社員は家族という「大家族主義」と、金の奴隷になるなという「人間尊重主義」を貫いた出光佐三氏は、情を根本にした本来の日本人にかえれと、忘れかけ失くしかけている現代の私たちに、今も呼びかけている。
落語の世界観や江戸時代の人の心を聴き、また出光佐三氏を伝える「正伝 出光佐三」の“縦糸の読書”で、
「日本人にかえろう。」
「正伝 出光佐三」 奥本康大著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=168977690
次回10月の「読書のすすめの落語のすすめ」は、
10月12日(水)19:30~21:00
リアル会場&オンラインZoom
「読書のすすめの落語のすすめ」は、時代が変わっても変わらない大事なものを歴史や先人が伝える“縦糸の読書”をおすすめする「読書のすすめ」での定例落語会です。
「読書のすすめの落語のすすめ」
https://note.com/tsubaki3103/m/mde19e3b06f83
「読書のすすめ」
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ご来店をお待ちしております。
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