【御礼】第131回「読書のすすめの落語のすすめ」
10/16 昨晩は、読書のすすめでの
毎月一回の定例落語会、三遊亭全楽師匠•三遊亭神楽師匠の二人会、第131回「読書のすすめの落語のすすめ」に足をお運びいただきまして誠にありがとうございました。
三遊亭神楽師匠の口上、浮世のニュースを挙げられ “~~の中、魅惑のワンダーランド「読書のすすめの落語のすすめ」にご来場いただき誠にありがとうございます” から始まり、
三遊亭全楽師匠は、その時節の気候を挙げられ、“~~の中、お忙しい中、そして生活の苦しい中、ご来場ありがとうございます ” と始まる。
毎回、思わずふき出し、会場が沸きます。
三遊亭神楽師匠の一席 「浮世床ー碁•将棋•芸ー」
江戸時代の床屋•髪結床は、奥の座敷に若い連中が集まりワイワイ賑やか、庶民の社交場になっていました。
今回の「浮世床」は、そこで将棋をさしながらの駄洒落や無駄話の、昔の下町の雰囲気を伝える、笑いの将棋倒しのような噺でした。
現代は、生活や仕事の時間や情報に追われて、目的のない意味のないことを楽しむような、そんな遊び心やユーモアを、すっかり失くしてしまっているなぁ、と思います。
三遊亭全楽師匠の一席「三年目」
ある商家の旦那夫婦は、人もうらやむほど仲睦まじい。おかみさんが病で死の床につき、情愛の深さから、おかみさんが亡くなった後のことを、二人は約束を交わすが...
江戸時代、男女問わず亡くなると、頭髪をそり落として僧形になることで極楽往生できるという信仰習俗があったという。
そんな信仰習俗と、夫婦の情愛と、女性の奥ゆかしい恥じらいが、見事に絡んだ味わい深い一席でした。
そして、トリーマンのアコーディオンは、落語会の後の懇親会カラオケの時間を考えて、今回はお休み。
カラオケでは、フリードリンクの2時間を、トリーマンが歌いながら携帯アプリで注文担当してくださって大活躍、ありがとうございました!!
恒例、落語の前の私の本のおすすめは、
「ゴータマの〈大予言〉」 ひろさちや著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=182816607
ひろさちやさんは、2022年にご逝去。
ご自分は、仏教学者や仏教研究者ではなく、仏道を歩む者•仏道者であると、仏教の教えを逆説やユーモアを駆使して、現代に日常に投影し、多くの著作を遺されています。
「ゴータマの〈大予言〉」は、亡くなられた後、仕事場で見つかったもので、亡くなる12年前くらいに書かれたものです。
執筆当時と現在とでは、政治•経済•社会の状況が 変わっていますが、時代を超えた普遍的な仏教思想に基づく内容で、
第1部 ゴータマの大予言ーこれからの日本ー
第2部 ゴーダマの大提言ーあなたの生き方ー
ゴータマはお釈迦様が出世間する前のお名前、
物語で綴られていて分かりやすく、遥かな広い智慧と慈悲の海から、辛口で厳しい言葉の数々が立ち上がっています。
私は特に本書 P73〈自由と解放は違う〉で、
①〈○○からの自由〉
束縛から解放されたいう消極的な自由
②〈○○への自由〉
何かを求めて行動するための積極的な自由
これを、私が避けたい逃れたい排したい〈束縛からの自由〉に当てはめて、
求めるものへの〈真理への自由〉と、見方考え方を変えてみると、
私のそれまでの苦は、苦でなくなりました。
仏教の教えは、一切皆苦のこの世界において、燃え盛る苦の炎を消すことではなく、
一切皆苦は一切皆苦のままで、その中で苦の炎に焼き尽くされないよう、苦しみを苦しまない智慧です。
目の前が一変しました。
本には、すごい力がありますね。
そして、懇親会はカラオケ🎤🎵
スパーク! スパーク!!スパーク!!!
くらくらでした😆
ご参加いただきまして有難うございました 。
次回は、 会場&Zoomで、
11月13日(水)19:30~
12月11日(水)19:30~
2025年1月15日(水)19:30~
どうぞ、ご予定ください😄
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?