5/28【其の一】 京都逆のものさし人参畑塾
5/28【其の一 京都逆のものさし人参畑塾】
京都「逆のものさし講」in大阪、京都「逆のものさし人参畑塾」in大阪、ありがとうございました。
「逆のものさし人参畑塾」では、
自分本位で身勝手な“人間のものさし”を、この宇宙の真理法則の“仏のものさし”に持ち変えようと、
ひろさちやさんの祖師シリーズを読み、祖師たちの姿から“仏のものさし”を学ぼうと、「法然を生きる」「一遍を生きる」他をテーマにしました。
人参畑塾にご参加のOさんから、5月末に出る「最澄を生きる」の 最澄さんに注目しているという、お話が出ました。
日本仏教の母山となる比叡山を築いた、天台宗の開祖 伝教大師 最澄。
最澄は、空海と同じ頃に唐に留学し、天台宗を開きましたが、
最澄は空海の持ちかえった密教も習学することを望みました。
が、しかし、比叡山という伝教の場と役割がある最澄には、空海のもとで修行することは叶いませんでした。
その後、最澄の築きあげた比叡山において、法然、親鸞、道元、日蓮、一遍、栄西、日本仏教の各宗の開祖がこの場で学びこの場で修行しました。
最澄が空海のもとでの修行を選ばず、自分の役割を全うする伝教の場比叡山を離れなかったことは、日本仏教にとっては各宗の祖師方を生み出す奇跡的な恩恵です。
その最澄から脈々と繋がってきた祖師方の仏教の光、今なお現代の世をも明るく照らして、どれだけ多くの人々が仏の光に救いとられてきたことか、無量寿光です。
また、人参畑塾にご参加のNさんからの話、
学生時代に比叡山延暦寺で説法をお聴きした中での、最澄さんの言葉を教えてくださいました。
「一隅を照らす これすなわち国宝なり」
自分の持ち場役割に務め励むことが国の宝であり礎となる。
「一隅を照らす」
自らを内から燃やして輝かせ、
また自分を磨き、他力の光を受けてさらに明るさを増して、
一人ひとりが「仏」に近づければ、この世界はもっと明るく輝いてゆく。
「一隅を照らす これすなわち国宝なり」
ただ、一隅を照らすことを、“ここだけ”とか“これくらいでいいや”ではなく、たゆまず進みゆく光となれ、と。
力強く湧き上がる、伝教大師 最澄さんの言葉を、教えてくださって有難うございました。
京都「逆のものさし人参畑塾」の皆さん、
京都「逆のものさし講」の皆さん、
ありがとうございました。
次回、
京都「逆のものさし講」in大阪、
京都「逆のものさし人参畑塾」in大阪は、
2022年7月30日(土)です。
「逆のものさし人参畑塾」の“仏のものさし”についての参考図書はこちらから↓
【参考図書】
ひろさちやの「祖師を生きる」シリーズ(全8冊) 佼成出版社刊
『親鸞を生きる』『道元を生きる』『空海を生きる』『法然を生きる』『最澄を生きる』『日蓮を生きる』『一遍を生きる』『栄西を生きる』
(「最澄を生きる」「日蓮を生きる」「栄西を生きる」はこれからの出版です)
お買い求めは、読書のすすめの
【心田を耕す「佼成出版社」の本棚】 からどうぞ
https://dokusume.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2436429&sort=n
【「逆のものさし講」とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を歴史先人から学ぶ“縦糸の読書”を師とする勉強会。
読書と実践(全国各地の勉強会)を通じて、自分の肚(はら)で考え、行動しながら、常識に流されない確かな「ものさし」を身につけるための勉強会です。
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292
【逆のものさし人参畑塾とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び今に活かし後世へ伝える勉強会。
明治の福岡の女医 高場乱(たかばおさむ)が、薬用人参畑の中で興した塾で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。自分の私利私欲に偏らない「殺身成仁」、人にぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc