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金沢ピープルファイル 001: 本多竜太①
例えば「ツナギスト」という言葉を聞くとどんな連想をされるでしょうか。竹内紙器のある幸浦を含む横浜市金沢区は1,000社以上の事業所が集積する、全国でも有数の臨海部産業団地です。
2017年には"LINKAI横浜金沢"という愛称も決まり、産(LINKAI横浜金沢の企業)・学(横浜市立大学)・官(金沢区)が協働し、「Aozora Factory」という、体験型のワークショップを中心にしたイベントが開催
金沢ピープルファイル 001: 本多竜太②
「Aozora Factory」の代表を務める一方で印刷会社にアルバイトで入社し、工場長を経て常務取締役にまで叩き上げた本多さんの元には、本業以外にも様々な案件や相談事が舞い込んでくるのだそうです。
最近ではものづくりの環境もシステマチックになり、同じ産業団地にいるにも関わらず他の会社が何をしているのか知らなかったりすることが多く、企業間の横の繋がりがなくなりかけているのではないかと本多さんは感じ
金沢ピープルファイル 001: 本多竜太③
本多さんのモチベーションは地域を面白くしたいということ。地域を面白くする原動力となるのは人と人の出会いにあると本多さんは言います。
そのためにはひとりひとりが当事者であるという意識が必要になってきます。幸い"LINKAI横浜金沢"には当事者意識(=社長気質)を持つ人が少なくありませんでした。あとはそこにある強みを見つけ、できることをつなげていけばいい。
ある人は「良くも悪くも会社は人を普通にしてし
金沢ピープルファイル 001: 本多竜太④
自分というものは探してみたところでそう簡単に見つかるものではありません。
しかし、自分では気がつくことができなかったキャラクターを、誰かが見つけて面白がってくれたとしたら、それも中途半端にではなく全力でその力を信じてくれたとしたらどうでしょうか。
また会ってみたいと思うだろうし、きっといざというときに逃げ出すことなく、力を合わせて立ち向かえるという信頼に変るはずです。
他業種間で交流をするとその度
金沢ピープルファイル 001: 本多竜太⑤
現在「Aozora Factory」の開催を中心に据えて金沢区の魅力を発信するために東奔西走する本多さんは、ふだんはどこか飄々とした雰囲気を漂わせています。しかしその未来について尋ねたときにふと見せた表情は、打って変わって情熱的なものでした。
物づくりのあるべき姿を取り戻したいのだと、職人の格好良さをジャズマンに準えて話してくれました。他人から見ればただの場末のライブハウスが、時に偉大なプレイヤー