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「鳥足付け」という謎のボタン付け方法をご存じですか?

本日は「鳥足付け」と呼ばれる、ちょっとユニークなボタン付け方法についてお話しします。

鳥の足や矢印の様なボタン付け糸の見え方が特徴

この鳥足付けの特徴は、ボタン付け糸が鳥の足や矢印のように見えることです。イタリアのブランドで時折見られる、さりげないデザインの一つですね。

基本的にはクロス掛けというバッテン模様になります

一般的なボタン付けは「クロス掛け」と呼ばれるバッテン模様ですが、日本の伝統的な仕立てには「二の字掛け」といって糸が交差しないタイプも見られます。

糸の出し方は針の通し方で色々と変えられるのですが、個人的には「イタリア人が順番を間違えたけれど、直すのが面倒で『わざとだ』と言い張った結果生まれたデザイン」だと思っています😅

一部の方からは「ボタンの取り外しがしやすくなるから、一つの穴に糸を集中させたほうが良い」という意見も聞きますし、実際にイタリア人に聞いたら「セリエAの“A”だ」という謎の説を聞いた人もいました💦

理由はどうであれ、おそらく釦付けの自動機では「二の字」と「クロス」しか対応できないので、鳥足付けは手付けであることに間違いはないでしょう!

深い意味はなく、イタリア人の遊び心から生まれたものかもしれませんね。


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