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提案型と再現型の違い

本日は、企業の制服作成のご依頼をいただき、感じたことを書きたいと思います。

企業の制服に限らず、例えば髪を切りに行くときや、店舗オープンの準備としてウェブサイトの立ち上げ、内装のデザイン、ブランドロゴの作成など、自分たちで全てをこなすのが難しい場合、誰かに依頼することがあります。このとき、多くの場合、お客様は「具体的なイメージをすでに持っている場合」と「まだイメージが定まっていない場合」に分かれるのではないでしょうか。

私たちプロフェッショナルとしては、まずお客様のニーズに応じて、どのアプローチを取るべきかを考えることが重要だと感じています。具体的には、

  • お客様のイメージが定まっていない場合「提案型」

  • お客様が具体的なイメージを持っている場合「再現型」

という2つのアプローチがあると思います。

ただし、お客様の意志の強さによっては、具体的なイメージを持っている場合でも、プロの立場からアドバイスを提供する場面も必要です。完全な再現だけでなく、より良い結果を目指して意見を述べることも、プロフェッショナルとしての重要な役割だと考えています。

具体的なイメージを持っている場合

企業が求める色やデザイン、素材がすでに決まっている場合、こちらはそのイメージをできるだけ忠実に再現しながら、提案を行います。たとえば、企業のロゴやテーマカラーを反映したデザイン案を複数用意することで、より具体的なイメージを共有しやすくなります。

イメージが定まっていない場合

この場合は、こちらから積極的に提案することが求められます。まずはしっかりとヒアリングを行い、企業のブランドイメージや求める雰囲気(フォーマル、カジュアル、洗練された印象など)を把握します。その上で、サンプルデザインや素材の提案を複数用意し、企業側の反応を見ながら方向性を決めていくと、スムーズに進むと考えます。

実際のところ、企業が具体的なイメージをすでに持っているケースはそれほど多くありません。ほとんどの場合、お客様のイメージがまだ固まっていない段階からスタートすることが多いです。そのため、私たちの仕事はまず、企業のブランドイメージや希望を丁寧にお伺いするためのヒアリングから始まります。

ヒアリングを通じて、お客様の要望やニーズをしっかりと把握し、その上でサンプルデザインや素材の提案を行いながら、理想の制服を一緒に作り上げていく。この「提案型」のアプローチが、私たちが最も力を入れている部分です。

こうしたお客様のニーズに応じた柔軟な対応が求められる中で、私たちパーソナルオーダースーツサロンの強みは「ヒアリング力」だと思っています。これまで積み重ねてきた経験を活かし、「制服をお願いするならあそこのお店」と言われるような、素晴らしい制服をお届けできるよう、これからも尽力していきたいと思います。



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