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SCABALスキャバルという高級服地ブランドについて

本日は高級服地ブランドのSCABALスキャバルについてのお話です。

今の様にオーダースーツがブーム状態になる前の、オーダースーツは百貨店や仕立て屋さんで作る時代のころから高級生地として存在しているSCABALスキャバルですが長期感、イメージを落とさず君臨しているのはとてもすごい事だと思います。

唯一無二的な存在感を放つSCABALスキャバルについて考えてみます。

SCABAL MAJESTICの生地で作られたスーツ

侮れないベルギーという国

ベルギーはフランス、オランダ、ドイツなどに囲まれており、各国の文化が混ざり合う環境にあります。そのため、ファッションも多様性に富み、独自の視点を持つデザイナーが生まれやすい土壌が形成されています。

フランスやイタリアのような「ファッションの中心地」とは言えませんが、世界的に影響力のあるデザイナーを数多く輩出してきました。そのため、「ファッションが有名な国」と言っても決して過言ではありません。

そんなベルギーの創造性とクラフツマンシップを体現するブランドの一つがSCABAL(スキャバル)です。伝統的なテーラー文化に根ざしながらも、革新的な素材開発や独自のデザインを展開することで、唯一無二の存在感を放っています。

SCABAL専用ボタン&裏地

ベルギーのブランドなのに“Made in England”

ベルギー・ブリュッセルに本社を置くブランドですが、その生地は「Made in England」と表記されています。これは一見すると意外に思えるかもしれませんが、SCABALの品質へのこだわりを象徴するポイントの一つでもあります。
【ベルギーの創造性 × イギリスのクラフツマンシップ】これこそが強みとして他のブランドにない唯一無二の存在感を放っています。

クラシックなストライプの間隔

“Made in England”だけじゃない??

実は、スーツ業界の人でも意外と知らないかもしれませんが、SCABALのコレクションには「Made in England」だけでなく、「Made in Italy」のものも存在します。

つまり、SCABALの生地は必ずしもイギリス製とは限らず、シーズンやトレンドに応じて、イタリアで織るコレクションも展開されているのです。これは、単なる生産拠点の違いではなく、クラシックな英国生地の魅力と、軽やかで洗練されたイタリア生地の特徴を使い分けるという独自のアプローチに基づいています。

この柔軟な発想こそ、SCABALが持つ独特のファッション性を象徴するものと言えるでしょう。伝統を守るだけでなく、常に最適な選択をする姿勢が、SCABALの生地を唯一無二の存在へと導いているのです。

スーツの生地選びで「ありきたりではない、特別なものを求めたい」と考えるなら、SCABALはまさにその選択肢の一つとして検討する価値があるでしょう。

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