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イタリアの職人育成の凄さを実感するニュース

この記事を読んで、改めてイタリアの職人育成の凄さを感じました。日本でも老舗のテーラーや若手のテーラーが見習いを募集したり、教室を開いたりする例はありますが、一流ブランドが公式に学校を設立して体系的に職人を育てるという取り組みは過去にありません。そして、恐らく今後も実現することは難しいでしょう。

日本でも、テーラーの技術に興味を持ち、勇気を出して学び始める方はいます。しかし、卒業後の道は非常に険しく、最終的にお店を構えるのはごく一部の、非常にアグレッシブで努力を惜しまない職人だけ、というのが現状です。

職人を抱える難しさ

また、縫製工場ではなく、一流の職人を直接抱え、その技術を生かして仕事を提供し続けることはとても難しいことです。現実的には、そうした取り組みを支える体制や需要が日本ではまだ十分に整っていないと感じます。

その点で、今回のブリオーニが開校したテーラリング学校「スクォーラ・ディ・アルタ・サルトリア・ナザレ」は、世界でも注目すべき取り組みです。この学校が提供する奨学金制度やカリキュラムは、次世代のテーラーを育成するための素晴らしい基盤となっています。

日本人や世界からの入学希望者に期待

この学校は、今後さらに注目を集めることになる気がします。特に、日本では職人を育成する体制が十分に整っていないことを考えると、日本人がイタリアのこの学校を目指すケースも出てくるかもしれません。さらに、奨学金制度などが整っていることもあり、世界中から職人志望者が集まる学校になる可能性も高いです。

日本でもテーラリング学校が設立されたらとても感激です!
日本には、海外で学び技術を磨いた優れたテーラーが数多くいます。もしその知識と技術を次世代に伝える学校が作られたなら、世界に通用するアカデミーになることは間違いないでしょう。そんな未来が訪れることを期待せずにはいられません🙊


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