たった4日目。きっかけ何てそんなもの。 ~ 映画 冷たい熱帯魚 ~
急に映画鑑賞にスイッチが入って、ほぼ連日観ています。
DVDですけど。
「ヘルレイザー2」と一緒に借りて来たのは「冷たい熱帯魚」。
本当は心温まる予定の映画を借りたかったのですが、痛恨のタイトル忘却。
スマホで調べれば、ちょちょいのちょいで探せるところを敢えて「思い出せないから今回は借りない」といった自分への罰として検索はせず。
だからといって「ヘルレイザー2」だけなのもねぇっと思った時に、友人が「強烈だった」と言っていたことを思い出しての「冷たい熱帯魚」。
ここ数日急に大活躍なPS4を起動させて、DVD挿入。
ふと思ったのは最近のレンタルDVDはCM飛ばせないんですね、ということ。
トップページから本編に行けば良いと思っているので、コントローラーをカチャカチャしますが、レンタル4本目にして正解に当たらず。これについては後日調べようと思います。
そして、CMを倍速×120で飛ばして、ようやく本編へ。
ブルーレイを借りていたつもりが普通のDVDだったようですが、熱帯魚のシーンは問題なく綺麗。久しぶりに水族館へ行きたくなりました。
話は静かに壊れ気味な吹越一家の様相から、娘さんの万引きで呼び出しを食らうところから、ダークな流れが始まります。
スーパーの店長さんがドラマの「飛んだカップル」の方だ!とか、どうでも良いことを思ったりして気がそがれそうになりますが、でんでんさんの怪しいまでの人の良さに皆さんがどんどん流されて行きます。
「詐欺師」は「本当に」人が良くで、ガチで「良いことをしている」と思っている、と、元刑事さんのお話を何かで読みました。でんでんさん、納得です。
でんでんさんの熱帯魚店のこれ以上ない怪しさったら。
店員が若い女の子は「ある意味正解」と思いますが、あの制服と朝礼、流石です・・・。
お客さんに女性が皆無な辺りも、でんでんさんの「商いとしての当たりはここ!」な本能としての嗅覚が冴えている気がします。
応接室での清々しいまでのヤバイ商談。でかすぎる嘘ほど信じてしまう(吹越さんは存在がト金みたい)クヒオ大佐のような大風呂敷。
ここからの吹越さんの転がり落ちていく速度が凄くて、辛くなってきます。
映画のヒントになった殺人事件の「透明にする風景」って、こんな感じだったのかなぁなんて。
いまは自分の心理状態がダークじゃないので、事件の概要を深堀してまでチェックしようと思いませんが、薄く記憶している内容は確かホントに組長さんも「透明化」してたよねっと。
転がりに転がった吹越さんの辿り着いた先に、ちょっとだけ目頭が熱くなりました。「本当に解放される」ことって、こういうことかもしれない、なんて。自分は出来ませんが。。
映画館で「無垢の祈り」を観て以来の量で、どす黒い血糊ダックダクを観ました。あの映画も救いが無かったな。。
観終わった後に、何か「血の匂い」が付きまとっています。
今日は「レバー」買って無いし、何なら飲む黒酢を飲んでいますけど。
お昼のラジオで「数字から色を連想する」といった話をしていましたが、テレビ画面いっぱいに「どす黒い赤」が展開していたし、映像もまんまそうだったので、記憶にある「血の匂い、鉄っぽさ」が鼻に「匂い」を感じさせているのかもしれません。
映画、面白いですね。
次は「心温まる邦画(借りる予定だった作品)」と「またもダークな洋画」を借りてこようと思います。
サブスクの方が「オトク」だと思いますが、「作品:1本」に敬意を込めてレンタルします。
劇場で見るべし!ですが、取り敢えず、お許しを・・。