【マンガ】ホラーと美少女。相性の良さったら無い。 ~ 幻怪地帯 伊藤潤二 ~
電車やバスで出掛ける時や、昼ご飯の友に文庫本を連れ出しています。
早々に立ち消えになるかと思いきや、基本は読書好きなので楽しくボチボチと継続中です。
そんな中、先日買っていたマンガの1冊。
伊藤潤二先生の新作「幻怪地帯」をテーブルの上で温め続けていましたが、機が熟したようなので読みました(単なる放置)。
安定の繊細な画と、美少女の美少女たる美しさ。
楳図かずお先生の美少女も素晴らしいですが、伊藤潤二先生の美少女はキャラクターが二の線となる場合が多いのですが、大きく外れることもなく美しい画です。
4篇からなるオムニバスですが、どれも「イヤだわ、巻き込まれなく無いわ」と思わずにいられない雰囲気を醸し出しています。
まだ刊行されたばかりなので、内容を書く訳にいきませんが、ある1篇については、自分の大好きなホラー映画、美少女たちが理不尽に酷い目に遭う、あの映画、あれですよ、あれ。
あのDVDを久しぶりに棚から取り出して、週末の21過ぎ位から見直そう、そんな気持ちになりました。
美少女の選択のされ方は違えど、理不尽道(イヤな道)はきっと伊藤先生の脳裏をよぎったはず!と思わずにいられません。
マンガも読み始めると一気読みしてしまいます。
一読ではコマの中の何かを見落としているに違いないので、ちょっと時間を開けて再読しようと思います。
あの映画共々、伊藤先生の傑作集もまた一気読みしそうな予感です。
ついでに「おろち」も読みたくなりました。
人差し指を天に向けてから。