【読書記録】99.9%は幸せの素人
幸せを科学して、誰もが幸せを目指せるように
基本情報
タイトル:99.9%は幸せの素人
著者:星渉、前野隆司
刊行:2020年11月
出版社:KADOKAWA
カテゴリー:自己啓発
読んだ月:2021年9月
きっかけ「幸せは目指せるのか」
好きな事をやることが、幸せとは限らないと思う。例えば僕の好きな事は、旅行、美味しいご飯、お酒、テニス、サウナなどなど
毎日それらをやるだけでは、一時的に楽しくても長期的な幸せ(←自己肯定感と言うべきか?)に辿り着けないことは経験上、分かっているよ!
この本を通して、幸せになる人の行動を統計的に学んで、幸せになるための習慣を1つでも増やしていきたい。
① 幸せのためにできることを増やす
・多種多様な選択肢がある時代の中で、何が幸せかを測るのが難しい時代になってきた。その中でも幸せに向けたレシピを提供すること「知識の数」ではなく、「できることの数」を増やすための本になっている。
・モンティ・ホール問題が途中で出てきたのですが、知らない(深く捉えられない)ことによって、誤った判断に陥る分かりやすいケースでした。
※関連で下の解説が分かりやすかったです。
② お金は量より使い方
・年収800万までは、幸福度は比例して大きくなるが、その後はあまり上がらない。年収が2倍になっても幸福度は9%しか上がらない。
・モノではなく、体験や経験にお金を払うことで幸せになれる。体験を選ぶ時には、世の中との繋がり/繰り返し語れる/自分像に近づける/貴重なチャンスを大切に!
・金額の大小に関係なく、誰かのためにお金を使う。見返りを求めて、分け与える程のお金があると脳が錯覚して、幸福になる。
③ 温かな人間関係を作ろう
・温かな人間関係を築ける人の方が年収も高く、幸福度も大きい。心温まる映画を見て、ミラーニューロン効果で幸せを認識させる。
・友達は数より多様性。オンラインサロン、勉強会、ボランティアなど、知り合いではなく、気の合う友達を数人作ろう。社会との繋がりを感じる事が大切で近所のカフェの常連になるのも良いね!
④ 恋愛は努力
・恋愛ホルモンは3年で切れる。結婚して幸せになるかは努力次第。「慣れ」を感じてしまうと幸福感が下がるので、慣れを遅らせる必要がある。パートナーがいれば、結婚すれば幸せと言う事はない。定期ミーティングでお互いの改善を実感する。
・性格の一致不一致は幸福度に影響がなく、価値観をお互いで擦り合わせられる事が大切。
・理想の人生観、今月来月今年やりたい事、お金の使い方、子供の育て方、理想の夫婦像、親族との付き合い方、休みの過ごし方、家事の分担、モノの買い替えや買い物、クーラーの温度など
定期的にミーティングを行い、お互いの価値観をすり合わせることも大切。またイベントを計画することで相手の価値観が分かり、経験を共有することで幸せになる。週に1回以上一緒に晩酌する夫婦が1.4倍親密が高い。
⑤ 幸せと不幸は記録しよう
・ポジティブ感情、ネガティブ感情、人生満足度で人の幸福は決まる。
・自分が思っている不安は13%しか現実にならない。ジャーナリングして、レベルと発生を記録する。
・今の自分を受け入れる事で満足度が上がる。
⑥ 幸せのために何を獲得すべきか
・他人と比べなくても喜びを感じられる非地位財が喜びを長続きさせる。地位財が悪い訳でなく、両者のバランスが大切。
・目指すべき地位財、非地位財を作る。好きなこと、得意なこと、世の役に立つこと、収入が得られることの4つが重なるのが生きがいとなる。
・通勤時間が22分に増えたことによる幸福度の低下を相殺するには収入が30%増えないと。
・お金を時給換算したら不幸せになる。
【感想】自分の習慣を作る。
・友達の誕生日を祝う(誰かのためにお金を使う)
・体験を増やす。やりたいことリストの整備
・価値観の一致する友達を増やす。まずはテニスやラジオなど自分が好きなことを軸に
・恋愛は熱く過ぎず、冷静な判断を
・自分の仕事の価値を早めに理解できるように努める