かわら版28号「人はなぜ分かり合えないのか?①」
かわら版は毎月給料日に発行されます\(^o^)/
28号では「まず自分の持っている偏見に気づくことで問題を解決しましょう!」という内容が掲載されました!
こんにちは!TSKの松本です🌼
かわら版28号の内容をお伝えしていきます(^^♪
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■ 人はなぜ分かり合えないのか?①
こんな話があります。ホテルの宴会で給仕の仕事をしている方の話です。宴会で乾杯がはじまる直前、乾杯用のお酒を注いで回りながら、次にお客さんの要望に応じてビールをついで回る準備をしておかなくてはなりません。一番仕事が忙しくなる瞬間です。
ある先輩社員が、新人にこのように指示を出しました。「ビール瓶、何本か空けといて!」
…さて、その後どうなったと思いますか?
答えは、「新人は血だらけのケガを負って救急車で病院に運ばれた」、です。え、なんで??と思うでしょう。
その新人は、栓抜きというものがこの世に存在していることを知らず、先輩の期待に応えようと必死で素手で栓を開けようとして、結果、手が血だらけになるまで頑張ってしまった、ということだそうです。
■解決不能な「適応課題」と、解決可能な「技術課題」
さて、本日はこの人との分かり合えなさにどう向き合うか、という課題に対し、左の『他者と働く』という本から解決のヒントを探りたいと思います。
この本によると、この世には2つの課題があるとされています。
ひとつは、解決困難な「適応課題」、もう一つは解決可能な「技術課題」です。
「最近の若者は栓抜きの存在も知らないのか?!」←この課題は解決可能でしょうか? ちょっと難しそうですね。これは「適応課題」です。
では、「今後は新人に栓抜きの使い方をちゃんと教えてあげよう」←これならできそうですよね。これが「技術課題」です。
■どうやったら分かり合えるのか?
適応課題をいかに技術課題に置き換えていくか、ここに人が分かり合えるためのカギがありそうです。ではどうすればいいのか?
この本によると、まずは自分の「ナラティブ」に気づく、ということです。ナラティブは物語という意味ですが、自分が今まで積み重ねた経験や文脈、と理解できます。言い方を変えると、まず自分の持っている偏見に気づく、ということです。
皆さんはビール瓶、どうやって開けますか? 普通栓抜きで開けると思います。はい、これが今回私たちが持っている偏見です。新人の人は栓抜きの存在を知りませんでした。普通だと「なんで栓抜きも知らないんだ?!」と相手のせいにしてしまいます。この瞬間、課題は適応課題に分類され、問題は解決が困難になります。
しかし、ここで「そうか、最近の若い人は瓶ビールなんて飲まないから栓抜きの存在を知らないんだ」と気づくことができれば「よし、次から新人には栓抜きの使い方を教育しよう」となり、解決可能な技術課題となります。なんで分かってくれないかなぁ~、とごちているそこの貴方、そこにはどんな偏見や思い込みがありますか? ぜひ考えてみてください。
高木 亮太
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いかがでしたか?
素手でビール瓶の栓を開けるなんて!!と私も思ってしまいましたが、
無意識の偏見は誰にでもありますね。そして、なかなか気づけないものです。
自分の偏見に気付くには、いろんな方と本音で話すこと、コミュニケーションを取ることが大事なんだと思います(#^^#)
タイトル「人はなぜ分かり合えないのか?①」ということは、次号は「人はなぜ分かり合えないのか?②」なんでしょうか!?楽しみです。
とってもすてきなかいしゃのかわら版の紹介でした\(^o^)/
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