かわら版29号「人はなぜ分かり合えないのか?②」
かわら版は毎月給料日に発行されます\(^o^)/
29号では「それぞれが持っている思い込みや偏見により生まれるすれ違いを超えていくには、相手に寄り添おうとする『対話』が重要」という内容が掲載されました!
こんにちは!TSKの松本です🌼
かわら版29号の内容をお伝えしていきます(^^♪
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■人はなぜ分かり合えないのか?②
前回は、ホテルの宴会場で手で瓶ビールを開けようとしてケガをした人の例をとり、人同士の分かり合えなさを確認しました。原因は、「瓶ビールは栓抜きで開けるものだ(ということを皆当然知っている)」という先輩社員の思い込みにありました。
その人が持っている思い込みや偏見を「ナラティブ」といい、ナラティブの違いによって生じるすれ違いを「ナラティブの溝」と呼びます。
■「ナラティブの溝」に橋をかける
さてこの「ナラティブの溝」をどう超えていくか? 『他者と働く』のなかでは、この営みのことを「橋をかける」と表現しています。
ではどのように、他者との間にできた溝に橋を渡していけばいいでしょうか? その技法が「対話」になります。
■「対話」と「会話」の違いは??
「対話」と「会話」の違いは何でしょうか? 例えば…
会話
Aさん「今日昼ごはん何食べる?」
Bさん「私、昼ごはん食べんわ」
Aさん「なんで食べんがけ?! ご飯食べんと力でんよ!」
対話
Aさん「今日昼ごはん何食べる?」
Bさん「私、昼ごはん食べんわ」
Aさん「そうなんや。ダイエット中なん?」
どんな差がありますでしょうか?
この場合、Aさんのナラティブは「昼ご飯を食べる」、Bさんのナラティブは「昼ご飯を食べない」で二人の間にはナラティブの溝が存在することが明らかになりました。会話の際は、Aさんは自分のナラティブを変えることなく、それに立脚した形で意見を述べています。
一方で対話の場合、Aさんは、二人の昼ごはんに対する考え方の違いがあることを認め、Bさんのナラティブ(お昼ご飯はたべない)に寄り添おうという姿勢が見られます。
この相手のナラティブや価値観に寄り添おうという態度、これが会話と対話を分けるものと考えられます。
以上を踏まえて、ナラティブの橋を架ける3ステップは、
1.まず自分の偏見、思い込み(ナラティブ)に気づく、
2.相手のナラティブを理解する努力をする(対話する)、
3.お互いが合意可能な価値観を発見する。
皆さんもナラティブの溝に遭遇したら、ぜひ橋を架けるよう対話を意識してみてください。
高木 亮太
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いかがでしたか?
前回、「自分の偏見に気付くには、いろんな方と本音で話すこと、コミュニケーションを取ることが大事なんだろうなと思います(#^^#)」とコメントしていましたが、
ただ会話をするだけではなくて、相手の価値観に寄り添おうとする「対話」が大事なんですね!
相手の価値観を尊重する気持ちが大切ですね。
とってもすてきなかいしゃのかわら版の紹介でした\(^o^)/
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