#5 コンサートはどう成り立つ? 基本体制のはなし
アーティストがパフォーマンスして、お客様が鑑賞する音楽イベント。ご想像もしやすいですね。
TSUKEMENは今"コンサート"と呼んでいますが、"ライブ"とも呼ばれ、世界中で愛されるエンターテイメントです。
コンサート成立のために…
その基本体制は【①主催者 ②出演者 ③スタッフ】と大きく三つに分かれます。
今回は、その特徴を簡単にご紹介出来ればと思います。
①主催者
発起人ともいえるこの方がいないと、コンサートは成り立ちません。開催内容を決め、チケットを売りお客様を集め、無事の開催と安全運営まで全体を統括し責任を負います。
コンサートを開催する予算(お財布)を持ち、売上/利益を管理します。
主催者になる資格などはなく、地方自治体や放送局などの各種団体/企業から、ホール(会館)やアーティスト(事務所)自身も主催はします。
コンサートプロモーター(通称 イベンター)という、コンサートを主催・運営するプロともいえる方々もいます。
コンサートは、まずは肝心の会場を押さえることからですが、大体一年前かもっと前からその動きは始まっています。
そこから半年ほど前からのチケット発売や制作を経て本番日を迎え、後日の収支精算まで、かなりの長期間、主催者はひとつのコンサートと関わることになります。
あまり表には出てこない印象ながら、最重要人物であり、たくさんの感謝を浴びてほしい方々ですね…
コンサート開場時に、ロビーでスーツなんかを着て、入場受付や整理のスタッフに何やら指示したりしながら俯瞰で全体を見渡しているあの方、主催者のリーダーの可能性高し?
…ぜひささやかなご注目を。
②出演者
ステージに立ち注目を浴びるアーティスト。対価が発生するそのパフォーマンスを、思い込め全力でお届けしお客様を喜ばせます。
メインとなるアーティストだけでなく、バンドやダンサーなどサポートメンバーもステージにいたりして、特性により人数は様々です。
出演者も、かなり前の段階から、当日の流れをイメージし、セットリストや演出を決定しながら、コンサートの中身を形作っていきます。
楽曲の練習、リハーサルを事前にも当日にも重ねながら、一発だけの貴重な本番を目指します。
楽曲や演奏面で、音楽家だからこそ分かり得る世界もあり、意外な意見や観点に時にスタッフは驚かされ対応したりしますが、そのような点も絶対的な要素としてお客様を惹き付けるのでしょう。
何より、コンサートが最終的にどう心に残るかは、この出演者のパフォーマンスによるところがやはり大きいです。お客様の当日の目的でもあり、アーティストが最大限の力を発揮し輝けるよう全関係者が一丸となるのです。
③スタッフ
ひと括りにしてしまいましたが…多くの専門家が関わりコンサートは作り上げられています。本番成功のため、事前の準備からしっかりとした連携が必要とされます。
どのような役割の方々がどのような動きをするのか。
アーティスト編成や演出方針等により体制や人数は異なりますが、パッと見の何倍ものヒトが関わっています。
ここは長くなりそう…ですので、
TSUKEMENのシンプルな体制も事例に、またゆっくりと基本的な登場人物を紐解いてまいりましょう。
「コンサートは、緻密なチームワーク」なのです。
うるわしゅう。
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