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としこの喫茶探訪

ゆるくタイトルをつけてみた。
カフェや喫茶は胎内のようで好きだ。人の個性の中にお邪魔できる雰囲気がする。気に入ったところで時間を過ごすって、素敵ですよね。

今日は埼玉県の富士見市にあるchapot cafeさんへ。
前にある飲食店のウェブサイトを撮影しに行った時お腹を空かして店を探していたんだけれどいい雰囲気だけれどお腹いっぱいにはならなそうだったので泣く泣く別のところに行った時見つけたお店。

畑に囲まれた小さな白い家、周りにはヨーロッパにありそうな木が植えてある。
映画に出てきそうなナチュラルな服が似合う女主人が出迎えてくれた。旦那さんらしき男性が厨房で何やら作っている。夫婦経営のようだ、憧れるねと一緒に行った夫と笑った。

店舗には販売スペースがありセンスの良い食器や雑貨が売られていた。あれもこれも欲しいなぁ。特にドライフラワーのガーランドがかわいい。撮影の足しに一つ買いたい気分になる。

コーヒーは種類が豊富、わかりやすい味の解説が丁寧に記されたメニューがとっても嬉しい。わたしはコーヒー好きだけどそこまで詳しくないつもり、多分。山のブレンドを頼んでみる、あっさり目の浅煎りだ。最近深煎りより浅煎りの方が好きになってきている。

年かな?

苦味の方がコーヒーは好きで浅煎りは酸っぱ味が上と思い込んでいたけれど最近の浅煎りの進化はなかなか素晴らしいと思うぐらいどの店もフルーティで華やかな浅煎りが多い気がする。
本日のスイーツ、紅茶のシフォンケーキと一緒にいただく。とても上品で良いお味、こういうの好き。

幾人かお客さんが入っていたのだけれどどの人も1人、読書をしている。静かな空間にアコースティックギターのBGMと古時計のカチコチという音だけが響いている。

置かれている本を見ると重松清が置かれている。重松清はわたしの好きな作家。独立したてで仕事がなさ過ぎて自暴自棄な頃に読んだ流星ワゴンは今でも好きな小説だ、ドラマも良かった。
久しぶりに『エイジ』を読みながら飲むコーヒーはとても美味しくてついおかわりをしてしまった。

おかわりは200円と良心的なところも素敵。いやいや、こんなに美味しいなら定価でも良いんだけどなぁ。本を読むとつい時間が経ってしまうからお店には迷惑をかけてしまう、だから1時間半越したらこっそり追加してさっと飲んで帰るのが私の中のルール

女主人がドアまで送ってくれた。
近々またこの近くで仕事があったら寄りたいお店

#銀河丼食探訪集 #コーヒー #埼玉県 #カフェ

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