現像 Before/After #02 印象を活かす
今回は現像前と現像後の比較ではなくて、しばらく前に現像した写真を、もう一度現像し直した時に思ったことを書きます。
■最初の現像
あまりいい天気ではなかったけれど、小さな漁港の、ぼやっとしたその日の雰囲気を出してみた。マニュアルのレンズで撮っていて、突堤のパースを意識したはずなのに、実は近くにきている波にピントを合わせた変な写真になった。
■二回目の現像・仕上がり
大きなディスプレイで最近の写真を観ていたら、パースの部分にピントが合ってないのに気がついて、現像やり直し。
ボケた部分の露出を上げて水平線に埋もれるようにして、少しでも波の部分に目が行くような部分的なシャープネスと露出補正をかけました。
あとは、「」きれいな色に
■二回目の現像・完成一歩手前
一回仕上げてみたけど、なんだか気持ち悪い仕上がりになりました。普段の癖で明瞭度を上げすぎて、突堤の上や横の部分の質感が出すぎたせい。
あの日感じた、ぼやっとした天気の雰囲気とあまりに違うので、普段あまりやらない明瞭度をマイナス側へ。
■今日感じたこと・考えたこと
・「ハードでビターな写真」もいいけど、「きれいな色」の「美しい写真」いい、撮った日に感じた印象を活かすと楽しい
・色だけでなく、明るさ、シャープネス、トーンなど、自分なりのバランスを狙って仕上げていく
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