家庭内独居老人: Toshi

糖尿病発覚以来、食事にしろ運動にしろ家族とは別の選択をすることが頻発するようになったアラコキの老人。言わば「家庭内独居老人」暮らし。備忘も兼ねて、そんな暮らしを綴ります。

家庭内独居老人: Toshi

糖尿病発覚以来、食事にしろ運動にしろ家族とは別の選択をすることが頻発するようになったアラコキの老人。言わば「家庭内独居老人」暮らし。備忘も兼ねて、そんな暮らしを綴ります。

最近の記事

また京都が呼んでいる…のか。

糖尿病になってしなくなったこと、京都に行かなくなった。月一と言っていいほどの頻度で東京駅から新幹線に乗って向かっていた京都に行かなくなった。 糖尿病対処に心を奪われると、あれほど熱を上げていた京都にも足が向かわなくなるものかと、豹変する態度に我ながらゲンキンなものだと呆れるほどだったが、まあ、そういうこともあるのである。大袈裟だが、命に関わる(可能性のある)事態の出現に慌てていたのだから。それに追い打ちをかけるように「コロナ」もあったし。 京都で何をしていたというわけでも

    • メタボ、糖尿をめぐるあるアメリカ人教授の論

      相変わらずYoutubeの海辺で波ををかぶっている。最近は「糖尿病」、「栄養」などで米、英の研究者の発信に触れることが多くなった。聞き取れないところ、理解できないところは「文字起こし」機能を使って文字で確認することもあったりして、我ながらご苦労様なことだと思う(それでよく分かったということもあまりないし、文字起こしが完璧というわけでもないようだし、使い勝手も良いとは言えないのだけれど、時に必要に迫られるようにして文字を眺めている)。 ここのところ浸っているのはアメリカ、カリ

      • 「カロリー」周辺のことを小耳にはさむ

        食品の成分栄養表示にあるエネルギー、カロリーとはなんぞや? …という素朴な疑問が湧いてネットを見ていたところ、こんなサイトに出会った。 「そもそも、食品のもつエネルギーをカロリーに換算して把握するのは19世紀末のアットウォーター(Atwater)というアメリカの研究者の研究成果に依るところが大きいが…」と話すのは、下、Youtubeリンクのロンドン、King’s CollegeのSarah Berry准教授。以下、簡単になぞります(大雑把にしかなぞれません、すみません)。

        • 痩せた…この体重の維持がキモなのか

          体重を10+キロ落としてそれを維持できれば2型糖尿病は解消される、という研究がある。 イギリス、ニューカッスル大学のRoy Taylor教授のチームの研究によれば、2型糖尿病発症の原因は過剰なカロリー摂取(要するに、「いつも食べてる」という現代病ですね)によって肝臓、膵臓内に脂肪が貯まることにあるとのこと。この脂肪が膵臓から分泌されるインスリンの働きを妨げる作用をするようになって、やがて正常な血糖コントロールができなくなって高血糖、糖尿病発症に至る、とそのようなことらしい。

          私の‘Keto bread’行脚

          ケトジェニックダイエット、通称’keto’(日本語の「シーソー」のアクセントで「キートゥ」と英語では呼ぶようだ)と呼ばれる低炭水化物ダイエットをしている人たちにとって、毎食時のパンをどう調達するかというのは小さくない課題だ。コメ、小麦などの穀物類には炭水化物が多く含まれているため、市販のパンを普通に食べてしまうとたちまち基準摂取量を超えてしまうことになるからだ。ケトジェニックダイエットを厳格に守ろうとすると、甘いパンを一つ食べただけで1日の炭水化物摂取量を超えてしまうこともあ

          私の‘Keto bread’行脚

          禁断の味が心に甦るのだ

          元来、美食とは縁がなく美味いもの巡りなどもしたことがない。すぐに手に入るジャンクフードがあれば事足りるといった、良くも悪くもこだわりのない食生活をしていた身ではあったが、食生活の変わった今になっても、思いがけない時に、かつて食べていたモノの味わいがふと懐かしく甦ってくることがある。食べ物の嗜好というより、私の場合は、別領域に属する食い意地によるものだろう。 ビッグマックの話である。仕事場の近くにマクドナルドがあったことも幸い(禍い?)して、以前は、週に一度はビッグマックとコ

          禁断の味が心に甦るのだ

          余は如何にして糖尿病患者となりしか

          世の中には、不調を感じてすぐに病院に行く人、不調でもすぐには病院に行かない人、二種類の人間がいるようだ。私は後者。糖尿病が発覚したのも、思えば、積極的に動いたというより流れの中でたまたま見つかったというのに近い。 発端は去年の夏。メガネをかけていても変な違和感があって不審に思っていたところ、自分で探ってみると右目で見た時にものが歪んで見えていることを発見。部屋の柱が夏の陽炎を通して見たときのように、揺れて、歪んでいる。横の梁も、はるか昔の高校時代の三角関数のグラフのように波

          余は如何にして糖尿病患者となりしか

          Beat Diabetes! - 糖尿病をやっつけろ!-

          突然、糖尿病!と言われてから、とりあえずネットで情報収集、というよくあるパターンにはまり込んだ。とりわけYouTubeを覗くことが多くなった。これもまた良くあるパターンだろう。糖尿病専門医の先生、糖尿病を罹患してる人、生活習慣病という別名もあってか栄養士の先生、たくさんの人がそれぞれの立場から情報を発信しているのを知った。 YouTubeでは画面に紹介される「関連動画」の流れで、時に英語のサイトまでたどり着くことがある。Dennis Pollockの『Beat Diabet

          Beat Diabetes! - 糖尿病をやっつけろ!-

          ラタトゥィユ、いける

          糖尿病と診断されて1年近くになるが、3ヶ月ほど前から食後血糖値のスパイクが小さくなった。それまで普通に170、180といった数値まで上がっていた食後血糖値がある日を境に上がらなくなった。腕につけたCGM(24/7グルコースモニター)のセンサーを取り替えた時などは値が乱高下することがあるのだが、その日は取り替えのタイミングでもなかった筈だ。理由は不明だが、その日を境に上がらなくなった。今は食後血糖値が一瞬でも150まで上がると、アッ、上がってる!と、少しあわてるくらいに血糖値ス

          ラタトゥィユ、いける