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おかやま文学フェスティバル2

人通りは多い。通りの真ん中を67軒もの一箱古本市店が占領しているから、倍の人量と錯覚。でも、最後まで人通りが途切れることなく時間は思っていたより早く過ぎていく。人に本を売る、お金をいただくことが初めてな私は、まずその商いの仕方が正しいのかわからないし、改良する間もなく本を手に取っている人が前に立っている。人相や年齢を見て話しかけるかどうするか瞬時に判断。ま、ほとんどおばちゃんパワーで親しげに話しかける。話すこともこの日の目的でもある。でも、ひと言二言話を交わすだけで心が豊かになった。
大学生くらいの息子さんと母親はホイホイとそれぞれ好きな本を手に取り二人で6冊くらいをパパッと選んでくれた。値段をいうと少し嬉しそうに驚いて結構な重さを袋にしまっていた。ありがとうございます。また、女子学生は一冊の文庫本を手に取り、電子版で読んだけど、紙で手元でもう一度読みたかったんです。あーーなんて素敵♡今日来てよかった。長身の男性は長田弘の文庫を、いい本をありがとうと購入していった。老後は女子同士でシェアハウスをという同年代の女性に、お家が決まったら連絡くださいと冗談を交わす。行動経済学の本を見ていたカップルの男性。あと、二冊同系の本を出すと3冊買ってくれた。これ小脇に抱えているだけで頭良さそうにみえない?ってカノジョに話しかけてた。
売れた本の数だけ物語があって、少し会話をしただけだけどその本に対する想いを知ることができた。濃厚で貴重な時間を過ごすことができた。参加してよかったと心から思っている。
お隣のお店の方々もステキな人たちでわいわいいいながら時間を過ごせたこと感謝感謝。
出店場所の前がコーヒースタンドでずーっと飲みてーってなりながら、終わったらコーヒーを合言葉にがんばったし、スタッフさんが店番してくれたけど、願わくば、端から端まで思いきり心ゆくまで店々を巡りたかったというのが本音。この時ばかりは分身の術を体得しとくべきだなと思った。
まずやってみよう!を心の合言葉にこれからしばらくやっていこうと思う。

#おかやま文学フェスティバル

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