髙田明さん(ジャパネットたかた創業者)
伝えきる方法を、更新し続ける人
伝えきる
「伝える力」「伝達力」・・・生きていく上で、欠かせない力。
何となく、伝わっただけでは、人を動かすことができない。
伝えることへの努力には、終わりがない。
そんなことを教えてくれる人。
満点はない
世阿弥の著書「風姿花伝」
自分がどう見るかという「我見」。他者の目線を意識する「離見」。
そのような姿を、客観的に俯瞰して見る「離見の見」。
室町時代の著書だが、ビジネスにおいて得られる共通点があると、髙田さんは言います。
業界の常識 = 世間の非常識であることは、往々にして存在する。
不動産業界においても、同様です。
お客さまの利益を叶えるという当たり前のことが、個人・会社の利益に優先されてしまう。
考え得る全てを尽くし、お客さまの仕事に向き合う。
その姿勢がお客さまに伝わるまで、やり続ける。
満点を目指さない限り、及第点すら得られないことは、どの業界の仕事も共通する要素と思います。
走り続ける
瞬間瞬間を、懸命に走り続けた結果が今であると、髙田さんは記しています。
私には、難しいことはできません。
不動産の仕事をしていると、税務・法務への理解が必要ですが、税理士・弁護士などの専門家には、太刀打ちできません。
できないことは専門家に頼り、私は、不動産のことで考えられることはないか考え行動し続ける。
瞬間瞬間の売上 > お客さまの利益となっては、本末転倒。
当たり前のことを、当たり前に行うことしか、私にはできない。
その姿勢を必要とするお客さまの仕事を、懸命に取り組む。
今は、その時期と考えています。
人を創る
私が単独で、できることには限りがあります。
お客さまの利益を叶えるという、当たり前の姿勢を理解いただける方を、少しずつ増やしていく。
それには『伝えきる』ことしかないと、考えています。