三戸政和さん(ベンチャーキャピタリスト)
本質を伝える人。
営業ノルマが何故あるか
三戸さんのことは、他の書籍(サラリーマンは300万円で会社を買えいなさい)を読み、知っていました。
「営業はいらない」というタイトルに共感。
堀江貴文(ホリエモン)さんの推薦帯(最も大事で最も必要ないもの、それが営業ということだ。)にも惹かれ、購入した書籍。
当時、私自身が、営業マンだったことも付け加えておきます。
営業自体は必要
何故、営業ノルマがあるのか。
それは、営業マンや社員を抱え続けるため。
給与の源泉である売上がなければ、社員を雇用し続けられない。
売上を上げるため、商品の宣伝に力(お金)を入れる。
そして、商品単価が上がる・・・
モノ・サービスを売るため、必要とされてきた営業マン。
インターネットにより、単に情報を伝えるだけであれば、コストがかからない時代。
モノ・サービスを知る手段がない時代は、営業マンがもってくる情報にも価値があった。
今は、その場で知らない情報があっても、インターネットで調べることができる。
営業マンがいることで、商品の価値は変わらず、価格だけが高くなる。
三戸さんは、営業自体が不要とは言っていません。
商品(サービス)を設計する、マーケティングは必要。
そのあとの、商品(サービス)を周知する、営業活動は必要。
その後の販売活動を行う、必要最小限の営業マンは必要。
これには、同意することしかできません。
営業マンが向かう先
三戸さんは、営業マンに、経営者の道を勧めています。
コミュニケーション力、問題解決能力、行動力がある営業マンは、経営者に向いているためです。
私が向かう先
私は、現状維持で生きていけるなら、楽なので、そうしたい。
それよりも、現実から目を背けるだけだと、数年後は、人から言われたことしかできなくなる危機感が勝る。
そのため、読書・講演などで、他人の意見や情報を積極的に取りに行く。
10年ほど前、インターネットのみで生命保険を販売している、ライフネット生命という会社を知りました。
生命保険という、個人が利用する高額帯の商品が、対面営業無しに販売されている。
これが成立すれば、営業マンが不要な仕事が増えてくる。
営業マンだった当時、相当焦りました。
自身で事業を始め、営業を行い、感じていること。
コロナ云々ではなく、営業活動は今後、対面以外の比重が飛躍的に高まる。
当たり前のことかも知れませんが、自身で事業を始め、それを実感しております。
書籍には、三戸さん自身が営業も行なった経験も踏まえ「営業はいらない」具体的な事実が記載されています。
営業マンにとっては、目を背けたくなる事実ばかりですが・・・