不動産投資のホンネ④
自己資金の考え方
購入額の何割、頭金を用意すればいいんですか?頭金なしでも住宅ローンが組めると聞いたのですが、本当ですか?
これもよく質問されます。
仲介手数料や不動産所得税などの諸費用含めた総額のうち、自己資金(頭金)をいくら準備するか(できるか)問題。
諸費用は、自己資金を利用。不動産購入代金の全て(フルローン)を、住宅ローンを利用しようとする方が増えています。
手元に現金を残すため、ローンを活用する姿勢であれば良いのですが、フルローンを組めなければ不動産を購入できない方は、購入時期を見合わせることも検討が必要です。
不動産購入代金の2~3割の自己資金が用意できなければ、住宅ローンが組めないと言われたこともありますが、今は、フルローンの融資を行う金融機関があることも事実。
住宅ローン返済が始まると、毎月毎月、何があっても返済し続けなければなりません。
転職して給料が下がった、会社が倒産した、病気になった・・・
賃貸している場合でも、毎月毎月、家賃を支払う必要がありますが、不測の事態がおきたときには、頭金として準備していた資金で、費用負担が少ない物件に引っ越すこともできます。
先行きは誰にも分からず、自分でコントロールできないことも起こりえます。「賃貸派」の中には、自宅購入はリスクでしかないと言い切る人もいます。
生き方を考え、自宅購入をするとしても、少なくとも、1年間分の住宅ローンは返済できる現金が手元にないと、心許ないのではないでしょうか。
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