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“やりたいこと”をやる時は、自分良し・他人良し・世間良し・未来良し でこそ最高のパフォーマンスを発揮できる

20年前の今日(9.11) アメリカ同時多発テロは起こった。

今日は改めて”平和”について考えたい。

「私の行動の自由は保障されているので、誰からも掣肘されるものではない」

という考えが、自分本位の自分勝手・身勝手な行動を産み出している。


「ある一定の秩序の中でこそ、本当の自由が保障される」

ということに気づかなければ、人間は成長しない。



稲盛和夫さんの言葉より


利己の心:「自分だけがよければいい」と考える心

利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られずに、自分中心なので視野も狭くなり、間違った判断をする。


利他の心:「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする心

利他の心で判断すると、まわりの人みんなが協力してくれ、視野も広くなるので、正しい判断ができる。


より良い仕事をしていくためには、“利己の心”で判断するのではなく、まわりの人のことを考え“利他の心”に立って判断をすべき。



“やれること”をやるというのは、相手にニーズがあって意味を持つもの


「この世のすべては自己責任」

「自分のことは自分ですべてやる」

「自分の人生は自分のもの。自分のために生きるのが正解」

と世間知らずであった子供時代から、誰かに頼ることは格好悪いことと思っていた。

自分に“できること”は何でも、1人でやって“出来る”と自惚れて生きてきた。


学校卒業して社会人になって感じたことは?

今までは付き合う相手を選べたが、これからは選べないん


「はぁ?こんな嫌いなタイプが俺の指導員?」

「え?東大?慶応?お勉強できるんだ。気持ち悪い。」

どう考えても、学生時代に付き合ってきたタイプとは全く違う。

プライベートでは絶対に付き合いたくない人種だ。


そんな或る日、今までの考え方が間違っていると気がつかされた事件が起こった。


「いつか失敗すると思ってたんだ。」

「すみません。」

「お前は“個人事業主”じゃないんだよ。組織人なんだから他メンバーと“協力”していかなきゃ。」

「すみません。」

「俺のこと嫌いだろ?俺もお前のことは好きじゃない。でもな、仕事する同志じゃないか。好き嫌いなんて関係ない。」

「・・・・・」



「“やれること”をやるというのは、相手にニーズがあって意味を持つもの。自分さえよければいい? それは組織では通用しない。」


「『自分の言動が、職場の同僚や関係する他部門の人に、どんな影響を与えるか?』という想像力を常に働かせなきゃいけないんだ。」

「はい。」


「お前のミスによって、どれだけの人が信頼回復に向けて、頭を使い、手足を使うのか? そういうことよ。」

「はい。申し訳ないです。」



「『今さえよければ、それでいい』っていうのは学生時代までのこと。」


「“やれること”が、他人より、ちょっと上手いからといって自信満々でいるのは“身勝手”な自惚れ屋さん。」


「同じ失敗を繰り返すのは、ただのバカ。失敗を教訓して進化していかなきゃ。」


その晩は、虚しさと悔しさの入り混じる中、いつもの店で、一人でゆっくり“酒”を飲んだ。

空回りしていた自分の愚かさを認め、過去の自分と決別して、新しい自分作りへのスタートとして。



人が相手の“身の程”や“身の丈”が測れるはずがない 慌てて自分の“身の程”を確定する必要はない


日本社会は

「身の程を知れ!」
「分際をわきまえろ!」

という同調圧力が蔓延っている。


会社組織では、自分に割り当てられた『分際』からはみ出すことは許されない。

既成権威に喧嘩を売った瞬間に、組織内で抹殺される。


会社組織では、“自分らしさ”を封印して、“自分の身の程”を早めに確定させて、上司の出世に役立つ人を演じる『小利口な小役人タイプ』が昇進していく。


自ら、身の程を知って、自分の立場をわきまえるのは正しいことかもしれない。身の丈に合ったことをする心がけも、正しいとは思う。


しかし、他人に対して

「身の程を知れ!」
「身の丈に合ってない!」

言うのは間違いであるのは確かだ。


そんな言葉を発する上司は、自分の立場を利用して怒鳴っているだけのこと。

何の疑問も抱かずに、真面目に上司のいう言葉に従っているようでは、自分の可能性を自ら抑え、真の能力すら潰してしまう。


そもそも、人が相手の“身の程”や“身の丈”が測れるはずがない。

慌てて自分で自分の“身の程や”身の丈“”を確定する必要もない


経験を積むにつれて、“身の程”や“身の丈”もアップデートされていくもの。
いや、自らで“アップデート”していかなければならない。



ここで絶対に気がつかなければならないこと


“やりたいこと” “やれること”をやるには、“利他の心”でなければならない。

“やりたいこと”をやりたいなら

他人が嫌がることをしない
他人に迷惑になることはしない


“やれること”をやりたいのなら

自分本位の身勝手なことではいけない
その基準は“自分がよければいい”というものではない。


“やるべきこと”は、“やりたいこと”を実現するために必要なことである。

“やるべきこと”は、“やれること”をもっと磨いて他人に認めてもらうことだ。


“やるべきこと”は、自分のための“利己の心”かもしれないが、“利他の心”がなければ意味がない。




相手の立場に立って考えるとは


相手の立場に立って考える時は、相手を不快な思いにさせたくない時、または、相手を喜ばせたい時だろう。

相手の気持ちを配慮し相手が何を望んでいるのか?

一歩も二歩も先を読んで、注意深く考えて接することだ。

「おもいやり」

相手の価値観を知り、それを認め大切に扱うこと

ということではないだろうか?


しかし、相手の気持ちを全て、正しく把握することは難しい。

ある仮説を立てて対応している。


ビジネス上は

売り手良し 買い手良し 世間良し 未来良し

でなけれなならない。


個人の社会生活でも同じこと

自分良し 他人良し 世間良し 未来良し





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