マーカスエバンズ・ジャパン・リミテッド 清水 紀栄 さん ~ 夢を叶える方法は“夢中”になること ~
ビジネスにおいて“リズム感”は重要な要素だ。
タイミング・間がピッタリ合うと “商談” もスムーズに進み、テンポよく心地良い時が流れる。
TVの対談番組で、インテリジェンスな人同士の会話は聞いていて気持ちいい。
しかし、そこに「俺はジャイアン」的な“我”が強すぎる人が割り込んで話し出すと“不協和音”となってムードは一転し、リズムが崩れる。
私は、この種の“無我夢中”の「俺はジャイアン」タイプを 【間抜けな奴】 と呼んでいる。
“我”が強すぎる“夢”は、独りよがりの“夢”にすぎない。
“夢”は自分で叶えるもの。
夢中になって、努力を重ね、他人にも喜んでもらえる“夢”がホンモノ。
今回のお相手は、多くの“夢”に向かって“夢中”で”夢”を叶えてきた
マーカスエバンズ・ジャパン・リミテッド 清水 紀栄 さん
取材スタート
今回はzoomでのオンライン取材ということで、当該企画のスポンサー企業の担当者が司会進行役になって、清水さんの軌跡紹介も兼ねて、お二人での対談からスタートした。
(司会者)
「ここまでが私の担当で、残りはGAVIさん(筆者)の進行にお任せします。」
GAVI(以下Gと略す)
「ありがとうございます。お二人の会話はテンポいい綺麗なハーモニーで、サイモン&ガーファンクルとカーペンターズの競演でした。キース・リチャーズのカッティングが入り込む余地なかったです(笑)」
(司会者)
「GAVIさんは、ローリング・ストーンズ大好きオジサンでしたね。ハハハ(大笑)」
G
「では、清水さん よろしくお願いします。」
(清水さん)
「よろしくお願いします。」
ショータイム スタート!
G
「では、清水さんから見た日本企業の“ダイバーシティ”は、どう思われますか?」
(清水さん)
「そもそも外資系企業には、女性の活躍推進といった“女性”にフォーカスした考え方はないでしょう。
能力ある人が上に上がっていって、能力に応じた報酬を得る。
働き方の自由度が広く、任される範囲も広いので、覚悟・責任感というものが必要です。
日本企業は、この“覚悟”と“責任感”が曖昧なような気がします。」
G
「なるほど」
(清水さん)
「多様性を受け入れると言葉にするのは簡単ですが、度量の狭さ?器の小ささ?とでも言うのか、受け入れ側の“意識改革”をしないといけないのでは?と感じています。」
私なりの解釈は次の通り。
【ダイバーシティ:Diversity】(多様性)
ダンスパーティーを開催して多くの人を招待すること
【インクルージョン:Inclusion】(包摂性)
ダンスに誘って一緒にステップを踏んで楽しむこと
【ビロンギング:Belonging】(帰属性)
ドレスコードに縛られることなく、ダンスが出来なくても、パーティーに参加できて楽しめる雰囲気、居場所があること
『数値目標ありき』 になりがちなD&I(Diversity and Inclusion)推進の動きに対して
【ビロンギング:Belonging】(帰属性)は、“本質的な問い”を投げかけている概念。
“一人ひとりが尊重され居場所があることの大切さ”
(清水さん)
「わかります。日本企業は偉い方でも、踊れない人だらけですよね(笑) 女性のエスコートも下手ですし、、、言い過ぎかしら 」
G
「仰る通りです。スーツ姿なんて“ドブネズミ”族ですよ。皆同じスタイル。お洒落な店ならドレスコードに引っかかって入店拒否されますよ(笑)」
(清水さん)
「( ̄∇ ̄😉ハッハッハ “ドブネズミ”。」
G
「ところで、清水さんは自分を、信長、秀吉、家康のどのタイプですか?
ホトトギスを 殺してしまうのか? 鳴かせてみようとするのか? 鳴くまで待とう とするのか?」
(清水さん)
「ん~ん どれもアリだけど、どれでもないですね?」
G
「私は、“鳴かぬなら、私が代わりに鳴こう” です。」
(Kさん)
「そっか!自分が“泣いて”お願いするんじゃなくって、自分が代わりに“鳴く”んだ。」
(清水さん)
「それいいですね!」
私の悪い癖で、取材する側なので “相手の話を聞きだす役割” なのだが、リズム感・テンポが合う人との会話になると、生粋の「俺はジャイアン“ガキ大将”」気質が顔を出してしまう。
「いかんいかん【間抜けな奴】になってる。」と自分に言い聞かせながら
「待てよ、これは清水さんの会話術に自然に引き込まれて“夢中”になって踊らされていのるのか?」
G
「では、話題を変えて、人の育成については、どんなお考えですか?」
(清水さん)
「『自分が本当にやりたいこと(WANT TOの目標)」を見つけるためには、自分自身に5W1Hで質問してください』という話はよくします。
日本の『これはダメ』という欠点を直せとは真逆で、『ここはいいね!』という長所を伸ばせという方針かな?」
G
「お子様への教育は?」
(清水さん)
「趣味のひとつでもあるんですが、ブラジルの格闘技と音楽、ダンスの要素が合わさった伝統芸能 “Capoeira” をAngola Tokyoというチームで、息子と娘も一緒にやっています。」
G
「凄! 男らしい!(笑) 総合格闘家:ジーン・シウバ(Jean Silva)?」
(清水さん)
「高校生の時からダンスをやっていたこともあって、“やりたいことがあればやってみよう”精神で飛び込んでいったんです。
隙間時間には、静かに、深呼吸、瞑想、ヨガ、妄想などをして、PCやスマホから離れて“デジタルデトックス”を心がけているんですよ。」
多くの夢を掲げ、その夢に向かって“夢中”になって、夢を叶えてきた 清水さんの秘訣は?
オンとオフの切り替え、ワークライフバランス感覚を自然に身に着けていることだ。
これは、ダンスで養われた”リズム感”、”強弱” そして ”動と静”
空気感が伝わりにくい”zoom”による”オンライン・セッションであっても”熱量”が伝わってくるストーリー性のある語りは、彼女の真骨頂。
そして、会話している相手を“夢中”にさせてしまう テンポの良さは、天下一品モノだ。
このスキルは、自分を元気つける時に観る『お笑いコンテンツ』で勉強しているのだろうか?
楽しい時間は、あっという間に過ぎていく。
また、ゆっくりと話を聞かせてほしいと私を”夢中”させてくれた
マーカスエバンズ・ジャパン・リミテッド 清水 紀栄 さん
今度、勇気をだしてダンスに誘ってみよう。
♬ ラストダンスは ”ジルバ” でいかが? ♬
是非、清水さんには、
働いたつもりになっている長時間労働が趣味の“日本企業の経営陣&中間管理職の“ドブネズミ”族を 【紀栄“柔術”&ダンス】 で調教(ごめん!間違い)、意識改革して欲しい。