「見て見ぬふり」から「聞いてないよ」に脱皮して『トカゲの尻尾切り』
非常に高い評価を受けて絶賛されているにもかかわらず、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞からスルーされたことで問題となっている映画『Till(原題)』が、遂に日本でも公開されることが決定しました。
某最大手中古車販売会社の各種不正問題が次々に暴露されています。
この種の不正事件において、日本の大手企業は必ずと言っていいくらいに
「聞いてないよ!」
と経営陣や上層部の人は繰り返します。
M/S(マーケット・シェア)至上主義の損害保険会社は、持ちつ持たれつの癒着関係の断ち切り宣言を堂々と行います。
「見て見ぬふり」~「聞いてないよ」~「臭い物に蓋をする」
宣言内容は?
『コンプライアンス遵守』『再発防止に向けたチェック体制の強化』
といった誰も反対しない内容の表層的なもの。
現場の実務担当者への
「トカゲの尻尾切り」
を行って、上層部は、ほとぼりが冷めるのを待つのです。
トカゲは敵から襲われたり身に危険を感じたりすると、尻尾を切り離し、切り離された尻尾は、10分間程度激しく動き続けます。
敵が動く尻尾に気を取られている間に、トカゲは逃げられるわけです。
このように、自発的に体の一部を切り離すことを「自切」といいます。
トカゲは、自ら「尻尾を切ろう」と思って自切をしているのではありません。危険を察知して強いストレスがかかると、自然に尻尾が切れる仕組みになっているのです。
トカゲの尻尾が自切したあと、あまり血が出ていないことに気づいた人も多いでしょう。そして、しばらくすると新しい尻尾が生えてきますが、自切をしたことで体調を崩すトカゲもいるのです。
上司の命令に従順に従ってきた人が昇進していく世界
上司の命令に異を唱えると干される世界
某最大手中古車販売会社も大手損害保険会社も
同じ穴の狢(ムジナ)
「同じ穴のムジナ」とは?
「一見しただけでは違うように見えても、実は同じである」
ことを表す言葉です。主に人に対して利用されることわざで、二つのものが同類であること、仲間であることを指しています。
タヌキや狐は、人を化かす動物として知られていることから、動物たちが悪事をたくらんでいる様子を表すという説もあります。
基本的には『悪事をもくろむ者に対して使われる』こと。
「井の中の蛙大海を知らず」
自分をとりまく狭い範囲で落ち着いていて、もっと広い視野で物事を捉えることができない様子をあらわしています。
さらにその後にも続きがあります。
「されど空の深さ(青さ)を知る」
「狭い世界で一つのことを突き詰めたからこそ、その世界の深いところまで知ることができた」
という意味です。
それぞれが深さを知っている同じ穴の狢だからこそ、保険金不正請求は成し遂げられる悪事でしかないのです。
「見て見ぬふり」しか出来なかった人々(被害者や当事者でない)は
「後出しジャンケン」でなら”正義のヒーロー”
として、急にマスゴミと徒党を組んで表舞台に登場できます。
しかし、このヒーローは”元社員”なのです。
マスゴミに登場する現役社員は、顔出しNGで変声での声だけ出演しかできないのです。
某中古車販売会社の保険金不正請求関して、エリートと呼ばれる損害保険会社の内部関係者からの「不都合な真実」を暴露する勇気ある人がいるでしょうか?
彼らは頭脳明晰ですから、生存戦略として『傍観と無関心』を貫くのかもしれません。
それとも、頭が良すぎるので、自分たちがやってきたことは「間違っていない」と考えているのかもしれません。
コリン・キャパニックは、正義を訴えて続けたので干されました。
当時NFLの関係者が、彼に手を差し伸べたでしょうか?
どのチームとも契約できずフットボールができない状態のキャパニックを2018年9月アパレル大手のナイキは新たなキャンペーンの顔に指名しました。
当時、ナイキの不買運動が起きるなど保守層からの猛烈な反発を受けたのです。
エメット・ティルのママ(メイミー)は、何度も身の危険を感じるほどの恐ろしい迫害を受けましたが「正義」を貫きました。
白人主体の裁判で、モーゼおじさんは、白人のブライアンとミランを指さし、黒人が白人に立ち向かう「正義」を貫きました。
その日以降、モーゼおじさんは、常に危険にさらされることになるのです。
不祥事企業が増加する中、日本独特の企業統治構造は国際的に評価されておらず、監査機能の能力が発揮できるような形態に移行する必要があると言われていて、組織文化においても改善を迫られています。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
当時、某損害保険会社出身者&某銀行出身者が社長だった日本郵政グループの不祥事は、郵便局員が勝手に始めたことだったでしょうか?
歴史は繰り返す
ダメな歴史は絶対に繰り返してはいけない