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初出勤🚶♀️
任地への移動日含めて3日間は、引っ越しに伴う買い出しや掃除、休息のため、お休みをいただき、木曜日から初出勤。ボランティアという身分のため出勤と言っていいのか分かりませんが、1階に住むフクタン長(コミュニティの長)であるローランドに勤務先へ連れて行ってもらいました。ゆっくり歩いて15分ほど。
8時からと聞いていたものの人影なし。そこには、ガードマンなど数名が外でボードゲームを楽しんでいました。ま、あるあるですね。
そこへ、農業畜産局の職員Misaさんが登場。お部屋でイタシ県のプロジェクトや農業に関わるマダガスカル語を教えてくれたり、日本語について質問してくれ、時間を過ごしてくれました。わたしはボランティア2代目なのですが、皆さんボランティアの受容度高!前任者のおかげですね。
時間をつぶして大体45分、私のカウンターパートのTahinaさんがゆるりとにこやかに顔出し!そして、研修やっているから行って来たらって。Zazaさんが連れて行ってくださることに。
そこは、Jicaの技術協力プロジェクトの一つであるPasan「食と栄養改善プロジェクト」の研修中。研修では、女性と子どもの栄養改善を図るために、農家の方を対象に、毎月、対象エリアに対して3日間の研修を実施。栄養や衛生の知識、お金の収支、野菜を食べることの重要性、野菜の植え方など、生活改善に関連することを教えているとのこと。県内の10地区(?)のフクタン(小さなコミュニティ)に選ばれた人が40名ほど参加され、習ったことをフクタン長やほかの人30名ほどに教えることを必須としているそうです。多くの人の栄養を改善するために、多くの人に知ってもらう仕組みが機能しているのであれば、うれしいですね!
あらー初日から楽しい!!農家の人と会える!それに、これは、まさしく、わたしの要望調査票に書かれていた”SEIKATSUKAIZEN(生活改善)”(任地では日本語で言われていました、あと、KAMADOも)。
研修初日は理論だったらしい。そして、2日目は、グループワーク。毎月の収支を考えるというもの。どの月にどのような品目にどのくらいの売上があって、出費があるのかを知っておくことは、計画的な行動ができ、蓄えに繋がるということでとても重要なこと。
面白かったのは、豆、とうもろこしやピーナッツでお金の価値を表していたこと。これだと、足し算や引き算も簡単にできる! わたしも活動の際には取り入れます。
翌日研修最終日は、ズッキーニとほうれん草の植え方、コンポストの作り方を実践。
7時半に待ち合わせだったけど、出発したのは、9時くらいだったかも?
車で10kmほどの契約している農家の畑を使わせていただき。Tahinaさんによる技術指導!
みなさん、手際よく丁寧な手さばきで、きれいな畝が完成! 一定の間隔で、種を蒔いてました。
午後は、研修3日間のまとめとアンケート。
面白かったのは、いつも最後の締めは、手をたたいた後(日本と似ている)は、(泳ぐ泳ぐ)とマダガスカル語で言いながら、手で波の動きをみんなですること!ゆっくりと少しずつ改善していきましょうという意味らしいそれがとっても素敵でした!!
そして、赤ちゃんを連れたお母さんの参加。研修中もその場でお乳を飲ませてました。本人の意思があれば、特別なことなく研修に参加できるんです!そういうところ、いいなー。
農家の人、PASANのメンバーと知り合えたこの2日間、夢のようでした!農家の方の温和な表情と雰囲気。そして、ごつい手。とってもカッコよかったです。
今月も皆さんと会えますように。それまで、KAMADOの作り方やマダガスカル語を勉強します。
↓お友達になった女の子。
pasanについて:https://www.jica.go.jp/press/2018/20181206_01.html