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Not in service #6「JPN」出演します③

10月になりました。一年で一番過ごしやすい季節と言ってもいいですね。アウトドアを楽しみたくなりますが、室内でこんな芝居を見るのも悪くないですよ。

2回にわたってJPNのキーワードにまつわる話を書いてきました。

今回は3つ目のキーワード「団地」について書いてみたいと思います。

団地

正確にいうと団地ではないのだけれど、今回のJPNを読んで、団地、といってまず思い浮かべたのは、小学校の時住んでいた大阪のマンションでした。30年も前のことで、かつその時点である程度築年数は経っていたのかなと思うので、今見に行ったら本当に何か出そうな古マンションになっているかもしれません。いや、それは小学生だった当時の感覚なので、実は新しかったのかもしれません。いずれにせよ、いわゆる典型的な団地の建物、という感じの、9階建のマンションでした。

当時小学1年生だった私は、そのマンション内で、同じくその建物に住む友達と遊んでいました。最上階で、よく遊んでいたんですが、今思い返すと、そのマンション、不思議な構造をしていたな、と。

904号室がないんです。そこの最上階。9階建てだから、最上階は90X号室みたいな部屋が並んでいるんですが、904という部屋番号が振られていないんじゃなくて、物理的に、部屋がない。一部屋分だけ、切り欠きみたいになって、物理的に部屋が作られてない。

だからどう、というわけではなく、この思い出話はこれで終わりなんですが。

ちょうど中庭のような、遊ぶにはちょうどいい空きスペースになっていたので、小学生だった当時は無邪気に遊んでいたんですが、今だったらなんだか近寄りたくない場所だな、なんて思います。
9とか4とかがいい数字じゃないというのもあるけれど、それ以上に、だからってマンションから部屋自体を取り払ってしまう、という若干常軌を逸した行動に至ってしまうマンションオーナーだか、そうなるに至った理由だか、いずれにせよ何かにヤバいものがあることは感じられるので、大人になった今の方が、なんか怖く感じます。

マジでなんで部屋無かったんだろ。そのマンションで一話くらいかけそうだ。
住む人々が入れ替わったり、あまりお互い知らなかったりだからこそ、知らないことが多くて、それがなんとなくの団地なりマンションなりの不気味さに繋がってるのかもしれませんね。

そんな雰囲気は今回の芝居にもあるかもしれません。
ぜひお越しください。

Not in service #6 「JPN」

■場所: 中野ウエストエンドスタジオ
(165-0026 東京都中野区新井5-1-1)

■公演日時:
10/15(土)14:00/19:00
10/16(日)13:00/17:00
 ※開場は開演の30分前です。
 ※上演時間は100分を予定しております。

■チケット料金: 前売 3000円/当日 3500円

■出演
青矢修
荒川流(拘束ピエロ)
小森健彰(tea for two)
サミゾノタカシ(正直者達)
柴田周平
田村優依(なかないで、毒きのこちゃん)
松島やすこ
山﨑萌
山畑拓之
吉川瑛紀(劇団ダブルデック)
村岡正喜

予約はこちら!ぜひお越しくださいませ。

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