こんな役をやってほしい①
正直者達10発目「健康で文化的な最低の演劇」を3月にやります。
どんな芝居なのか、不安に思う方もいると思います。正直者達をご覧いただいたことがない方だと特に、リスクの高そうな芝居だな、と思われるかもしれません。
そんな方に少しでも事前に雰囲気を想像いただき、観劇の判断の参考にしていただければと思い、どんな役者が出演するのかを紹介したいと思います。
今回も多様で魅力的な役者さんに出ていただくことができましたので、それをお伝えできればと思っています。
ただ、普通に自己紹介をしてもらっても「初めて正直者達には出演させてもらうことになりました!最低な演技ができるよう頑張ります!」みたいな毒にも薬にもならない話しか出てこず参考にもならないだろうし、他己紹介をしても「いやそりゃあんたは良いことしか言わんやろ」としか思われないと思います。少なくとも僕はそう思うし、よく騙されます。
なので、今回はそれぞれの役者さんにどんな役をやってもらいたいか、簡単な芝居のあらすじを考えてみたのでそれを紹介することで
役者さんの人となり
私がどんな芝居を考える人か
の2つをまとめて感じ取っていただければと思います。あいうえお順に、2回に分けて紹介します。
加藤恵実
【こんな役をやってほしい】
クネクネ音頭を踊りたい。いつも上目遣いで人の様子を伺っている私。だけどホントは変な踊りを踊りたくて仕方がない。仕事にプライベートに人間関係にストレスが溜まれば溜まるほど、その欲求が高まっていって、隠そうとすればするほど変な顔になってしまう。
その我慢が限界に達した時、天使と悪魔が現れ結構現実的にクネクネ音頭を踊るメリデメを議論し始める。デブの中に入ってデブを操作するバイトをしている人。
加東西彦(ポッキリくれよんズ)
【こんな役をやってほしい】
熱が出た。昔からそうだ、俺は肝心な時に体調を崩す。入学式、卒業式、修学旅行、センター試験、成人式、修論発表…、数えたらキリがない。それにホトホト嫌気がさした俺は(ロキソニンを求め)街を彷徨っていた。すると見慣れない路地が目に入った。こんな道あったか?この街に住んで何年にもなるが全く記憶がない。しかし、熱で朦朧としているのもあってその路地に入ってみたら、みたことのない怪しい薬屋がある。そこのオヤジに食べられてしまった。そして引き続きオヤジの体内を彷徨い歩く。
松原圭くん(今回制作参加。9発目、9.9発目出演)と変な人対決。お互い体を硬直させて、交互に奇声を発しあう。
北宮伊織(劇団美辞女)
【こんな役をやってほしい】
「ラメなし芳一」
私ってバカだから、TikTokとかで見るあのエフェクトが自前だと思ってた。それで全身にラメを塗って街中を歩いてたら、周りの人がみんな指差して笑ってくる。バカにされるのは許せないので全員叩きのめしてたら、人類の敵とみなされて、巨大な猫(人類側の秘密兵器)が襲ってきた。でも猫はキラキラが苦手なので食べられずにすんだのだけど、耳にだけはラメを塗り忘れて耳を食べられてしまった。巨大小学生。背の順で一番後ろでぶっちぎりで背が高い乱暴者の女子が、全校集会で列の一番後ろから、列の前の方にいる男子達に暴虐の限りを尽くす。
小森健彰(tea for two)
【こんな役をやってほしい】
なぜだ。歳を取り、相応に顔は老けていくのに体力が衰えるところを知らない。この元気をどこにぶつければいいんだ。いろんなことにチャレンジしてみることにした。
ようし、資格試験にむけて勉強しよう!でも元がバカだから元気でも勉強できるわけじゃないんだよなあ。
スポーツをやってみよう!でも団体競技は好きじゃないし、マラソンとか個人競技をやるほどストイックじゃないんだよなあ。
料理はどうだろう。そんな凝り性じゃないんだよなあ。
結局何をやるのもめんどくさくってやめてしまった。
そういうところがダメなんだよなあ〜俺、と思いながら今日もまた有り余った体力で元気に大衆居酒屋へ向かう。相手を睨めつける(だけの)バイトをしてる人。あらゆるシチュエーションに、居るだけで場がピリッとしまるが本人は何もわかっていない。
どんな人か少しでも気になったらぜひ公演を見にきてください!ご予約は以下から!お待ちしております。
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