みちのく一人旅 その2
八戸街歩き(というか堤防歩き)
その2というかようやく出発だ。1日目の14時過ぎに八戸駅に降り立ったがこっから車を借りるまでの3時間何をすればいいのかは全く考えていない。しかも、八戸市街は八戸駅から結構離れたところにあり、鉄道で10分、バスで20分ぐらいかかるのでおいそれとはいけないのである。
どうするかな。選択肢は①ちょっと待ってバスか鉄道で市街地へ。ちょうどいい時間に便がないのが難点だ。②八食センターで魚介を焼いて食べる。ハズレはないが、1人でやるとちょっと寂しいのと、これから車を運転する身としては酒が飲めないのが辛すぎる。
検討の結果私がとったのは、③歩いて市街地まで向かう、川沿い歩けるぽいし、暇だし5.6kmくらい歩けるじゃん?だった。
なんでこの選択にしてしまったのか後になるとわからないが、とにかく歩きたかったし川が見たかったみたいで、私は八戸駅の正面の通りを歩き始めていた。
しばらく道を歩いたあと堤防の上を歩いたが、まあ気持ちの良い気候で爽快な散歩であった。荷物が重かったのも翌日の登山の準備運動としてちょうど良かったような気もする。
調子に乗って歩いていたら、地図にない線路(よく見たらあった。八戸臨海鉄道という港にむかう貨物線だった)に行手を阻まれたり、(写真の通り堤防から降りられなくなってしまった。勝手踏切はあったがそこはグッと堪えた)
地図にない歩行者用の橋が見えてきて渡ってやろうと思ったらバリケードで塞がれたりして、(いかにも渡れそうだが渡れない馬淵大堰。歩行者くらい渡らせてよ〜)
当初想定より随分と大回りにはなったが、なんとか八戸市街に辿り着くことができた。
この時点で残りの自由時間はあと1時間ほど。いがいと散歩で時間を使った。何するかな。腹が減ってきたな。ガイドとかを見てみると、なんか横丁があるようだ。みろく横丁というらしい。うーん、飲みたくなっちゃいそうだしこのご時世でどうなってるのか不安ではあるが、次来る時のためにもとりあえずその辺目指して行ってみるか。
ほんとの八戸街歩き
八戸の街の中には写真のようなセリフ?みたいなのがいっぱいあった。
色々豆知識を教えてくれるのだが、ぜんぶ「らしい」って。。。真偽は責任持たないってこと???そういう不確かな情報が一番拡散するっていうのを利用してってこと??
街のプロジェクトとして、本当に至るところにあり統一感はあったのだが、なんだか上手いこと乗せられちゃったかな、という気がしないでもない。
そんなのを見ながら、みろく横丁に到着した。ぜんぶ閉店かと思ったら開いてる店もあるし、普通に飲み食いしてる人もいる。そうか、首都圏以外は酒飲めるんだもんな。なんか酒飲めないのが当たり前になりすぎてたが、それっておかしなことよね。なんて思いながら、すげー飲みたかったが、この後運転するので適当な店に入りラーメンと餃子だけ食べて戻った。ちなみに八戸ラーメンはめちゃくちゃ普通のシンプルな細ちぢれ麺の醤油ラーメン。今逆に珍しいくらいシンプル。なのでこれはこれでよかった。次はこの辺に宿を取ってしっかり飲みに来よう。みろく横丁、覚えたぞ。
ヤリス
ちょうどいい列車があったので鉄道で八戸駅に戻り駅前で車を借りる。一番小さいコンパクトカーのクラスじゃなくて一つ大きいクラスにしたので、インプ1500くらいが来るかなーと思っていたら、来たのはヤリスだった。小さい。車中泊できないよ。屈葬みたいにして寝なきゃだよ。と思ったがリアシートを倒したら意外と広くなったのと、ヤリスも1500だったのでなんか無茶苦茶アクセルに余裕があってびっくりした。スイフトとかデミオとか一番小さいクラスだと結構ベタ踏みにしても物足りない時があるのにこいつは全然余裕でちょっと驚いた。排気量の違いか、さすがトヨタなのか。でもなんか、一つ一つのクオリティが他社より高い気はしたなあ。面白みはなくても買うんだったらトヨタ車になるのかもなあ、と思った。買う予定はないけど。
よそものお断り
さて、今回の相棒ヤリスに乗りひとまず八食センターに向かう。夜のお供を買わないと。閉店ギリギリで、なんか居づらかったが、日本酒とホタテのチャンジャを買った。
で、今日の宿泊地、道の駅おがわら湖へ向かう。順調に到着し、さァ風呂に行こうと道の駅の隣にある温泉施設に向かったら、入り口に「町外の人お断り」。おおう、、、仕方なく近くの別のところにも行ってみたらそこと「県外の人お断り」。こういうご時世だし仕方ないかあ、とも思いつつちょっと寂しい気持ちにもなる。まあ俺には移動する自由があるし店には断る自由があるわな。
背徳感
なんとなくは覚悟というか想定はしてきていたので、今日は風呂を諦め道の駅に戻って宴を始めることにする。道の駅で他の車中泊っぽい車から距離をとって俺のヤリスはここ、と場所を決め、車内でビールをカシュッと開ける。もう運転しないから全然いいのだが、なんかしらんがすごく緊張したし背徳感があった。ビールのほか、八食センターで買ったチャンジャと日本酒も開ける。やばい、車で飲むのは後ろめたい。
オタ芸
なので、ちょっと外を散歩する。近くに青い森鉄道の駅があったので駅まで行ってみることにする。暗いからヘッドライトは必須。駅はこんな感じでひなびたローカル駅、という感じですごくよかったのだが、
すぐ近くの広場でオタ芸の練習をしてサイリウムを振り回してる人がいた。こんなところに!?ギャップが凄すぎてなんとか気づかれないように写真に収めようと思ったが、ついぞ収めることはできなかった。この辺りにもいるんだねえ。
下の写真にも写っているはずなんだが。。。
帰りは、やたらテリトリーの広い犬(2箇所、2頭いた)に吠えられながら戻って、気がついたら22時を回っていたので就寝。明日は山に登るから3時起きくらいを目指そう。
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