「いじわるver.0」と「いじわる 完全版」
こんにちは、正直者達のサミゾノタカシです。
今日はタイトルについて少しお話しします。ver.0ってなんだ。
いじわる 完全版
実は9.9発目の次は、正直者達10発目「いじわる 完全版」をやるつもりである。ビジュアルも実はそっちが先にできていたりする。トップの画像は今回のver.0のビジュアルだが、この女の子、キノガールたちは今回はまだいじめられていないけど(いじめたい気持ちが刺激されただけかもしれないけど)、それがいじめられているのが完全版のビジュアルである。いじめられているとこ、みたいでしょう?かわいいよ。
ビジュアルから話を戻して、「いじわる 完全版」では、意地の悪さであったり、悪意であったりをテーマに、今回の公演のフィードバックも得ながら、より派手できちんとした、ちゃんと映像に残せるような正しい演劇をやるつもりだ。まあ、ジャンルとしてはコントになるのはコントになるんだろうけど。いずれにせよ、ちゃんと人様に見せる演劇にするつもりでチューニングをしたものを世に出す。
そのプローブ的な公演が今回の「いじわるver.0」というわけだ。
いじわるver.0
これは世に出したいけれど、このまま出していいものかわからない。そう迷う時がある。特に今回のようなテーマなら尚更だ。癖のない味付けにする必要があるのではないか??
そんなふうに迷っていた時、僕を後押ししてくれたのは、井上陽水だ。
彼が、昔の番組かなにかで「My House」という自身の曲について、「パジャマみたいな状態で世に出してみようと思った」というようなことを言っていた。気がする。そんなことを思い出した。大変にうろ覚えなので、何もかも間違っている可能性はあるが、少なくとも私の中の井上陽水はそんなことを言っていた。その曲は聞いてみると確かにデタラメで、洗練されていないようにも思えるのだが、しかしそれゆえの勢いであったりかっこよさが感じられるのだ。変に整形されていないからこそ、井上陽水の本質が表れている気がした。
それでいいじゃないか。イマジナリー井上陽水に背中を押され、今回の「いじわるver.0」はそんな公演を目指すことにした。
完全版に向けた、探査のような公演だけど、その分思いそのまま、刺激の強いものをやってみよう。乱暴なものをやってみよう。みる人がみたら怒られるようなものをやってみよう。これはこれで、唯一無二の公演ができるんじゃないか。俺のやりたいことの本質には近づいているんじゃないか。稽古も進んできて、今はその感覚に自信も持て始めている。
どちらもお楽しみに
というわけで、「ver.0」と「完全版」どちらがいいというものではないのだけど、今回の公演は確実に映像等では出回らないし、生で見る価値のあるものになっていると思います。まずは見にきていただければと思うのです。ぜひお越しください!
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