こんな役をやってほしい②
3月にやる舞台、正直者達10発目「健康で文化的な最低の演劇」の役者紹介後半編です。
前回はあいうえお順で先に来る4人を紹介(想像)しました。なんでこんなものを書いているかも書いているので気になる方は前半もぜひお読みください。
この記事は後半編ということで、残る4名を紹介します。どんな役、ストーリーをやってもらうのがいいか考えてみました。(本編ではこんな役はありません)
寺尾みなみ
【こんな役をやってほしい】
ギャル行商。でっかい背負子を背負って外房の港町から今日も私は私を売りに行く。
なかなか死なない病床の女。
ネットで知り合った友達が死の淵にいるというので、仲間達と病院にお見舞いに行くことにした。しかしベッドにいる女はどう見ても元気そうだ。でも、見た目は元気でも、ということもあるし女の話を聞き続けてその日は病院を後にした。
その後も何回か見舞いに行ったが、やっぱりひたすら元気そうだ。というかより元気になってないか??仲間達の間でふと同じ思いが湧き上がってくる。
「この女、なかなか死なないな。。。」
村岡正喜(not in service/定時残業z)
【こんな役をやってほしい】
ガシャーン!趣味の盆栽を壊された。大丈夫、怒ってないよ、怒ってない。怒ってないからこっちおいで。こっちきてきちんと説明してごらん?ね?泣いてないで。怖くないから。ほら。あ、逃げるのはダメだ、逃げちゃあダメだぞお。しっかり自分がやったことには向き合わなきゃな?きちんと説明してくれれば俺もわかるから、だからちゃんと自分の口で説明してごらん?さあ、さあ・・・
俺(村岡さん)がプリキュアになってしまったらどうしよう、という恐怖が頭から離れずに、俺は虎になってしまった。
茂みの中から出てきた虎に、そんな話を聞かされたけど、どんな顔をしていいのか分からない。
村松ママンスキー(劇団鋼鉄村松)
【こんな役をやってほしい】
うんちが出ない。なんでだ?そうか俺が詰まっているからだ!ん?俺が詰まっているから?どういうことだ??一人暮らしのアパートの部屋の真ん中に座り、俺は壮大な思考実験をする。
女心と俺の機嫌。変わりやすいものの喩えだ。ふっ、うまいこと言っちゃったな。ハードボイルドだな、俺。なんて思いながら新宿西口の地下道を颯爽と歩きながら出勤する。しかしうんちが出ない。なんでだ?そうか俺が詰まっているからだ!
森田舜
【こんな役をやってほしい】
なんでみんな俺を避けるんだろう。街を歩いていると、なぜだかわからないが皆俺を避けていく。アレか?俺にオーラがありすぎるからか?人を殺しそうな目をしちゃってるから俺?
ふと思い出した。物干し竿を横向きに背負ってたんだった俺。俺は人型ロボットのパイロット。ロボット中に収まって命令を待つ。お!出動だ!よ〜し始動!!!右足!!あ!まだ立ち上がるんじゃない左足の準備ができてない!イテテテ左足!立ち上がれ!ってなんで左足は屈伸するんだ!おい右手!誰に手ぇ振ってるんだ誰もいないよ怖いよ、左手は、、動けよ!!出動だっつってんだろ!!って右足左足は反応して走り出さなくていいんだよ!!おい!!おい!!うわーーー!!(爆発)
しかし俺が書かなきゃ彼/彼女らがこんな役をやることはきっとないでしょう。そして繰り返しになりますが、今回の公演でこんな話があるわけではありません。なので、こういうお話が見られることは永遠にないかもしれないですね。
ですが、こんな役が似合いそうな役者さん達が出演し、こんな話を想像する私が脚本を書いている芝居は3月に見られます!
少しでも気になったら、ぜひ中野まで観劇にお越しください。お待ちしています!
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