「いっかいやすみ」出演にあたって
正直者達のサミゾノタカシです。会社員をやりながら、演劇ユニットを主宰したり、台本を書いたり役者をやったりしています。
で、今回はご縁をいただいてポッキリくれよんズさんの第8回公演「いっかいやすみ」に出演させていただくことになりました。今週末が本番です。
話が早い人は以下予約フォームよりぜひご予約くださいませ。7/12(金)〜14(日)@シアター711(下北沢駅徒歩8分)です。とくに後半の回がまだまだ席に余裕があってオススメです。
話が早くない方は、この後の記事もぜひお読みいただければと思います。
いっかいやすむ、ことについて
芝居の内容については、脚本の村上式部さんがステージナタリーでコメントを書いてますのでそちらをご参考ください。
ここでは、自分自身の「いっかいやすみ」についてちょっと考えたことを書いてみたいと思います。
いっかいやす、むことなんてできるのか??
「いっかいやすみたい」と思うことは正直しばしばあります。特にそう思うようになったのはここ数年でしょうか。
会社員になってから10年くらい経って、これまでそんな長く何かを続けたこともないからなんか飽きも感じてきて、体力的にも曲がり角に差し掛かってきたりして、なのにやることも増えて、公私共に考えることも多くなって、だけど一方で会社員としての適性というか同じ環境にいた場合の先もなんとなく見えてきて、なんかそんな状況で20代のときと同じペースでは行けないし、行きたくはないな、なんて思って、その気持ちがいっかいやすみたい、に繋がるわけです。
でも、そうやって走り続けてきたことに疲れる一方で、新たに動き出すことも同じくらい億劫に感じるようにもなってきていて、それがあるから「いっかいやすみ」をすることに対してもかなり二の足を踏んでしまうところが僕の場合はあります。
いっかいやすみ。なんてできるのか??二度寝三度寝しちゃうんじゃないの?二度と戻ってこれないんじゃないの??実際やすんだら元の場所には戻ってこないやつの方が多い気がするし。
というのが、僕の「いっかいやすみ」に対する恐怖感です。やすみたいやすみたいと思ってもやすむことがとってもこわい。
ぼくにはできない
それに、僕自身の性格として、これまでやってきたこととか過去にたぶんかなり執着が強い(本をブックオフに売ったりとかできないし、メルカリとかも出せない)のもあり、加えて上記のような状況では僕にはとても「いっかいやすむ」ことができません。これはもう自分の性分として受け入れることにしました。
でも疲れたよお〜、飽きたよお〜、やりたくないよお〜と思う気持ちも紛れもなくあるので、ではどうするかというと、僕は、別のことで埋めるという方法をとっています。
やすむんじゃなくて、ほかのことを始める。それによって、やりたくないことの僕の中で占めるウエイトを下げていく、ということです。
さっき、「新たに動き出すことが億劫になる」と書いたばかりですが、それとは若干ニュアンスがちがいます。何もないところから始めるのは億劫だけど、現実逃避的に別のことをやるのは逆に捗ることってありませんか?試験前に漫画読みたくなるみたいな。公演直前にこそ次回公演のこと考えちゃうみたいな。
たぶん休んでから何か始めようと思ってもできなかったけど、この間、その気持ちで船だの釣りだのランニングだの登山だの車だのお笑い(ライブへの出場)だの他のことをいろいろはじめることができました。そうして、「はなれたいこと」からは適度な距離を置けるようになった気がします。それが、私としての「いっかいやすみ」なのかもしれないな、なんて思います。
ちなみにこの方法の悪いところは、物理的に時間のスキマはできないので、休めているのかは怪しいところ。生活に落ち着きがでることはありません。
まあいろんなことを書いたけれども、人生っていろんなことがあるし、自分で休もうとしなくても外的要因で勝手に忙しくもなれば休みみたいになることもあるから、あんまり自分では意識しなくてもいいのかもしれないな、とも思ったりします。そういうのが人生の面白みでもありますね。
まとめ。みにきてね。
「いっかいやすみ」出演にあたって、こんなことを考えました。とてもみやすい芝居だと思うので、クソ真面目にそんなことを考える必要はないですが、もしかしたら、ご覧になった方もそれぞれそんなことが頭をよぎるかもしれません。そんなお芝居だと思います。
気になったらぜひみにいらしてください。公演情報はこちら。
ご予約は以下から。お待ちしております。
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは創作環境の充実のために使わせていただきます。