気団
ちょっと前、全然時間も取れず、勉強する気力もなかったときに、とりあえず参考書は開くことが大事とどこかで読んだような気がしてとりあえず開いてみたことがあった。
ほんとに開くだけなのになんだかウワァァァァ!と(心の中でだが)叫ぶくらいの気持ちで参考書に手を伸ばした。この抵抗感はなんだろう。
開いてみたら、まあ一通り読み進められはしたので教えには従ってみるものだなと思いはしたものの、頭にはほとんど入ってこず、今回これを書くのにもなにが書いてあったか思い出すのにめちゃくちゃ苦労している。
そのとき思ったことは割と覚えていて、ああ、ようやく割と日常生活に関係する事が書いてある章になってきたなあ、と思った記憶はある。ではそれがなんだったかというと思い出せない。
いや、ようやく思い出したぞ。気団だ、気団の話はあった。オホーツク気団、太平洋気団、揚子江気団、後一つはなんだ?シベリアか?(注:正解はオホーツク海気団、小笠原気団、揚子江気団、シベリア気団だった。惜しい)
それぞれ、低温湿潤、温暖湿潤、温暖乾燥、低温乾燥な空気の塊だ。
なので今手元にあるスマホでもう少しだけ気団について勉強してみよう。私の理解なので正確じゃないかもしれない。
・気団は水平方向に、気温や湿度など性質が一様とみなせる空気の塊のこと
・主に高気圧。赤道気団だけ低気圧。
・低緯度地域や、高緯度地域、極地域に発生し、中緯度地域にはジェット気流の影響で発生しづらい(ジェット気流の蛇行によって、塊っぽいものができることはある)
・揚子江気団は実はシベリア気団の一部があったまったもので、独立した気団ではないというのが最近の定説。
・なので日本に影響を与える4気団は実はオホーツク海気団、小笠原気団、シベリア気団、赤道気団。赤道気団は台風(熱帯低気圧?)が引っ張ってくる空気のみ日本に影響。
へえ〜。という感想しか浮かんでこないが、気象の勉強ってそんなもんなんだろう。
その面白さを説明するのは難しいが(面白いのは面白いのだ)、こういった空気・空の理解を通じて、窓の外に見える空の向こうに地球を感じることができるようにもなるのだろう。
帰宅の電車の中でそんなことを考えていた。