過去の自分のすべてが 今の自分を創っている。
そう、特に銀行員時代。
数字を追いかけてたのに、
振返れば、
お客様たちと
どんな場所で
何を話したのか
その時のお客様たちの
表情がどんなんやったのか
そんなことばかりが
思い返される。
お客様と一緒に泣きながらケーキを食べたり、
自家栽培の野菜を食べきれないほど頂いたり、
お客様の会社にあるシアタールームで社長と専務と私で映画「バーレスク」を観たり、
お客様に呼ばれて喫茶店のモーニング食べたり、
オープンする寿司屋のお客様が特上にぎりのお重を持ってきてくださったり、(食べてばっかり…)
しまいには、支店で倒れてお客様のクリニックで点滴打ったり(笑)
ああ、
なんか楽しかったな…
楽しかった!
楽しい想い出しかない!
あれだけ苦痛やったのに。
きっと
銀行から言われた
「数字(売上)を仕上げる(上げる)」
という行動が
私には合ってへんかったんやわ。
売上げばっかりを追うんとちがう。
なんでこの土地にこの会社を作ったんか
なんでその商品を売ってるんか
仕事への想い、
家族への想い、
自分の想い、
哲学、
どうやって生きてきたんか
そういったことをずっと聴いてきたし
一緒に笑って、
時には泣いて、
人間にしかできない
本音の付き合いを
大事にしてきたんやなと
振り返って気づいた。
結局年間でそれまでの支店の
過去最高額を売り上げたから
数字もちゃんと追えていた
(数字がついてきた)
と思っている。
そういや、
つなぎの作業着を着たおっちゃんたちが
ガンガンバンバン
機械をいじっている取引先ほど、
訪問するときに心が躍った。
(うちの父も日中は作業着で廃油運搬や機械作業してたから
実家にいるみたいやったんやなーきっと。)
だから、
今の仕事も
ファッションだけじゃなくて
仕事にかける想いとか
これからの野望とか
家族の話とか
これまでやってきたこととか
偽りなく
可能な限り
本音でお話しできたらと
思っている。
そして
私がいることで何かお役に立って
中長期的なお付き合いが
できるような関係が
築いていけるなら
めちゃめちゃ嬉しいのです。