見出し画像

ファンデーションで立体感を創り出す技を教えます!

 こんにちは!
働く女性の朝はとっても早くて、、、8時に出社しようと思ったら、6時に起きてー、7時までにお弁当作ってお化粧して、、7時過ぎには出発してーー

働く女性の朝って本当に目まぐるしいものです。

お客様や協力業者様とのお打合せでは、凛としたできる女感を出すために(笑)服装はもちろん、化粧にもこだわっているでしょう。目鼻を目立たせたり、シャドーを入れて陰影を出して、ポイントは立体感ですねー。と言ってみたりします(笑)

ティーエス・ハマモトは50年前に塗装業からスタートした会社です。塗装というと、色々イメージはあると思いますが、私は塗装工事って「建物にお化粧しているみたい」と思っています。そんなことを考えながら、、、

これまで見てきた様々な現場の中で特徴的かな?と思うお化粧(塗装工事)の仕方をご紹介したいと思います!


今回担当した現場でのお化粧のテーマは
「ファンデーションで立体感を創り出す技」

1.技の名前は「パタパタ塗装」!?

今回の現場での塗装工事の技の名前は『パタパタ塗装』です!

塗装中に特殊なスポンジで模様を付けるのですが、その際に「パタパタ」と音が鳴るのでそう呼んでいるそうです。正式には、エスケー化研の『セラミRC-FR工法(打放しファンデーションローラー工法)』という工法です。

ちなみに打放しコンクリートってのはこんな表情です!

参考:ティーエス・ハマモト施工実績 完成写真より


セラミRC-FR工法(打放しファンデーションローラー工法は、打放しコンクリートの素材感、質感を独自の塗装方法で復旧する新しいコンクリート保護工法です。「ファンデーションローラー工法」と名前が付くようにファンデーションを塗るようにお顔の上にパタパタとファンデーションを乗せていくイメージです。

中塗り、上塗りと言われる塗装の順番、仕上げに差し掛かると、「アクリルシリコン樹脂」という塗料を採用しています。耐候性に優れるとともにコンクリートの劣化を抑制します。

また、下塗りから上塗りまで全て水性塗料を使い、ローラーで塗ることが可能で、現場作業性、安全性に優れています。

※このセラミRC-FR工法はコンクリートの色合わせに用いられる施工方法で、技術が必要とされるため施工する為には講習を受ける必要となります。


2.こんな状態のお肌になったらファンデーションが必要です


今回「パタパタ塗装」を行った物件は、経年劣化により、雨だれ・大気汚染での汚れやひび割れが目立ってきた建物の改修工事のご依頼でした。
コンクリートの打ち放しが好きなお客様だったため、コンクリートの風合いが無くならない外壁塗装の提案を希望され、エスケー化研の『セラミRC-FR工法(打放しファンデーションローラー工法)』をご紹介したそうです。


お化粧に例えると、、、外部からの紫外線や乾燥、体調などによってしわ、シミやそばかす、ニキビなどが目立ってきてしまうことがあります。その部分を綺麗に隠してくれるのがファンデーション(やコンシーラー)の力です。できるだけ、厚塗り感を出さずに自然な仕上がりにする製品もありますね。

3.塗装工事の流れと化粧の流れはよく似てる・・


1、高圧洗浄 / 洗顔
外壁などはコンクリートに付着した汚れを除去するところから始めます。高圧の水で外壁を洗浄して汚れを落とします。
お化粧に例えると、化粧する前のお顔についた汚れを落とすイメージなので私たちが毎日する洗顔がいい例でしょう。

2、下地処理 / 化粧水や乳液などで肌を整える

古い劣化した部分ごとに下地補修を行います。ひび割れがある部分には樹脂を注入します。
お化粧に例えると、洗顔のあと、化粧水や乳液で肌を整えます。場合によっては部分的に薬を塗ったりもしますよね。

3、下塗り、中塗り / 日焼け止めや化粧下地クリーム

下塗り1回目
下塗り2回目
中塗り

下塗りは2回行います。
1回目の下塗りは、下塗り専用のプライマーを塗り、この作業でコンクリート下地とその上から塗る塗料の密着性を向上させます。
2回目の下塗りで、ベースとなる色を塗ります。
中塗りでは凹凸のある特殊なローラーで模様を付けます。

お化粧で例えると、下塗りは日焼け止めや下地クリームなどにあたります。ファンデーションがよれたりしないためにこの工程が重要なのはお化粧する方はよくご存じかもしれませんね。

4、補修塗り / ファンデーション

専用のスポンジを使って模様のバランスを整えます。この時にパタパタと音が鳴るそうです!

お化粧の場合も同様ですね!ファンデーションをお肌にのせてパタパタと抑えていきますね!

5、上塗り / パウダー

仕上げとしてフッ素塗装を行い、耐久性を高め、塗装の寿命を長持ちさせます。

化粧の場合だと、パウダーを最後にお肌にのせるイメージでしょうか?ファンデーションが崩れにくく、出来るだけ長持ちさせるためにパウダーをつける場合もあります。

実際の様子がこちら!


4.完成はこちら!

今回の塗装では、ただ色を塗るだけではなく新築時のコンクリートの風合いを再現した塗装だったため、デザイン性のある仕上げとなり、コンクリート打放しの壁におススメです!

6.まとめ

いかがだったでしょうか?

塗装にもお化粧と同じように様々な商品、メーカーがあって、人それぞれに手順が微妙に違ったり、仕上がりにも違いがあって、身近なお化粧とよく似ていますね!!
建築用語で手順を説明すると、とっても難しく聞こえる説明が、別に例えると、一気にわかりやすくなりました!!このプラスαがお客様に喜んでいただける一歩になるんだと改めて実感しました。

今回のパタパタ塗装ですが、スポンジを使ってパタパタと模様をつけていくのは楽しそうです。しかしながら、コンクリートの風合いを再現するのはとっても難しく、やはり職人さんの技術があってこそです。技を魅せてもらいました!!

この記事を読んで、パタパタ塗装を施工してみたい!と思った方はお気軽にティーエス・ハマモトまでご連絡ください!


いいなと思ったら応援しよう!