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444位:Fiona Apple 『Extraordinary Machine』(2005)【解説文翻訳】ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)

 このnoteでは2020年に、2003年版、2012年版に続き8年ぶりに改訂されたローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選本家サイトに載っているアルバム解説文の日本語翻訳をしています。本日はこちらのアルバムです。

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444位:Fiona Apple 『Extraordinary Machine』(Epic, 2005)

<ローリングストーン誌による解説(翻訳)> 
 1999年のアルバム『When the Pawn…」でのコラボレーターであるジョン・ブライオンと共にフィオナ・アップルが作ったサードアルバムのチャンバーポップな最初期のヴァージョンは、カッティングを終えた後で所属レーベルからやり直しの要求を受けることとなり、アップルはそのほぼ丸々全てをドクター・ドレーのサイドマンであるマイク・エリゾンド、そしてビートルズ研究家のブライアン・ケーフューと共に作り直すこととなった。その変更とこれに伴うリリースの延期はファンからの抗議を呼び起こすことにつながったが、最終的には妥協のないものが生まれる結果となっている。『Extraordinary Machine』は複雑かつ多くの要素を含んだ「別れ」についてのレコードで、アップルは“O’ Sailor”や"Better Version of Me"といったメロディー豊かで詞に棘を含んだ曲の跳ねるようなリズムの上で、マッカートニー風のピアノのラインを奏でている。人々はカラオケで、「stentorian(=声がとても大きい)」(※1)という言葉をフックにして歌おうと試みるのだ。
※1…“Oh Well"の歌詞に出てくる単語
(翻訳:辻本秀太郎、 原文へはこちらから)

参考として、「このアーティストのアルバムが500枚のリストに合計何枚ランクインしていたか」と「このアルバムの順位が前回版(2012年版)ランキングと比べてどう変わっているか」についても以下に調べてまとめています。

<ランキングに関するデータまとめ>
【2020年度版】
同アルバムの今回順位:444位
同アーティストのランクイン枚数:3枚
(その他のアルバムは、108位『When the Pawn』、213位『The Idler Wheel』)
【2012年度版】(前回版との比較)
同アルバムの前回順位:掲載なし
同アーティストのランクイン枚数:掲載なし


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