491位:ハリー・スタイルズ 『Harry’s House』 | 「歴代最高のアルバム」500選(2023年改訂版)
このnoteでは、2020年に8年ぶりに改訂された『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選』のレビューを翻訳しています。
このリスト、実は2023年12月にひっそりとアップデートが入ったので、今日はそのタイミングでランキングに加わった作品を取り上げます。
491位がハリー・スタイルズの『Fine Line』(2019年)からハリー・スタイルズの 『Harry’s House』(2022年)に変更となりました。
491位:ハリー・スタイルズ『Harry’s House』(2022年)
<レビュー翻訳>
ハリー・スタイルズはワン・ダイレクションでポップの偉業を成し遂げたが、彼はその後の活動ではさらにディープなところへと行った。3作目となるソロ・アルバム『Harry's House』で、彼は自身の世代における最も独創的な音楽精神を持つひとりとしての地位を確立した。本作は、さまざまな形の“家”を探し求めることをテーマにした、鮮やかで遊び心に満ちた、感情豊かな楽曲集である。ハリーは東京スタイルのシティ・ポップ(「Music for a Sushi Restaraunt」)から輝かしいディスコ(「Satellite」)、繊細なギター・バラード(「Matilda」)まで、軽快に移り変わりながら進んでいく。「As It Was」は、彼の最も親密でパーソナルな一面を見せながらも世界的なヒット曲となり、15週間連続で全米ナンバーワンをキープした。
(翻訳:Shutaro Tsujimoto)