338位:ブライアン・イーノ 『Another Green World』(1975年)|【ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)】
このnoteでは、2020年に8年ぶりに改訂された『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選』のレビューを翻訳しています。本日はこちらのアルバムです。
338位:ブライアン・イーノ『Another Green World』(1975年)
<レビュー翻訳>
ブライアン・イーノは、ロキシー・ミュージックでのキャリアや2枚の革新的なソロアルバムを経て、アンビエント・ミュージックにおける新しいアイディアを模索していた。彼は本作で従来の“歌モノ”の形式に別れを告げ、精巧で人工的な美を追求した。深みのある電子音(「Becalmed」)と生楽器の音色(「Everything Merges With the Night」)がミックスされる本作は、聴く者を引き込む魅力的な雰囲気を作り出している。また、イーノの仕事への取り組み方にも独特な発想と遊び心があった。レコーディング中に難局を迎えた際にはミキシング・コンソールの下からケーキを取り出し、スタジオにいた全員に分け与えるというユニークな方法で雰囲気を和らげたのだ。
(翻訳:s.tsujimoto、 原文へはこちらから)
<ランキング比較>
参考として、この500枚のリストで「このアーティストの作品が何枚ランクインしたか」と、前回版(2012年版)とのランキングの比較についても調べ、以下にまとめています。
【2020年度版】
『Another Green World』の順位:338位
ブライアン・イーノのランクイン枚数:2枚(本作以外は、308位『Here Come the Warm Jets』)
【2012年度版】(前回版)
『Another Green World』の順位:429位
スヌープ・ドッグのランクイン枚数::3枚(本作以外は、432位『Here Come the Warm Jets』』)